KAZUの雑記帳

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雑学4 旧約聖書2

2021年07月22日 14時32分33秒 | 雑学

旧約聖書と言えばキリスト教を思い浮かべる方が多いと思うが、旧約聖書はユダヤ教・キリスト教・イスラム教は兄弟のような宗教で、旧約聖書は共通の聖典なのです。
それどころか、同署によればユダヤ人とアラブ人は共通の先祖を持っています。
皆さん、ノアの箱舟の物語をご存知でしょう。人類が神の怒りに触れて、洪水で滅ばされる話です。ノアの家族と二匹ずつの動物たちだけが、巨大な箱舟に乗って助かります。
ノアの子孫にアブラハムと言う重要人物がいます。
彼は、神の命令によって、約束の地カナン(現在のパレスチナ)に向かいます。
カナンに行けば、神の祝福が受けられるのです、
彼には ラサと言う正妻が居たがなかなか子宝に恵まれず、ラサは思い余ってハガルと言う召使の女性を夫に勧めます。
やがて、アブラハムとハガルの間にイシマエルと言う息子が誕生します。
このイシマエルこそ、全アラブ人の祖先なのです、(勿論預言者ムハンマドの先祖でもあります)
皮肉なことに、カナンの地でラサはそしてイサクと言う息子が生まれます。
イサクは、全ユダヤ人の祖先なのです。(そしてイエスキリストの祖先でもあります)
そうです。ユダヤ人とアラブ人は異母兄弟だったのです。
ラサは自分の子供ができると、ハガルとイシマエルを追放してしまいます。
年をとってからできた子供は特に、神はアブラハムに最後の試練を与え無情にも「最愛の息子イサクを神聖な火で焼き、神に捧げよ」とお命じになったのです。