キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

SUGO・GP大会。

2011-10-24 16:54:00 | レース参戦・観戦

かなりしっかりと準備を整えてのSUGO入りだったのですが・・・ライダーも親も、路面の悪さでテンションガタガタ・・・の土曜日でした!

金曜日の夜中、1時過ぎにパドック到着。
そのまま就寝。

朝、N.R.T.のIB#51佐々木考多君が、直人を起こしに来てくれました。
彼は、直人が全日本チャイルドクロスに出場していた時期から、ひじょうに直人の面倒をみてくれていて、いつもSUGOに行くと仲良くしてくれている大切な先輩なんです。
他のN.R.T.先輩ライダーと一緒にコースの下見に出かけます。

その間に私は、直人のレース前の準備で、本番車をパドックに入れます。
この日の本番用のダンロップを早々に、本番車のホイールにセットする作業です。

初めてのN.R.T.パドックでの作業に、少々変な?緊張もあったように今は思いますが、考多君のご両親を始め、監督・奥様・藤本さんなどなど・・・に、気持ちよいサポートをしていただき、気持ちも真剣度も上がる、良い緊張感を感じました。

一番下っ端の直人を、ライダーの皆さんも暖かく迎えてくれて、早々から直人も楽しそうに話していました。

予想以上に路面状態が悪いようで・・・
85クラスの車輌がちゃ~~~んと走れるのか?な~んて、声も聞こえてきたぐらいです。

エントリー台数・・・29台との情報!
あれ~~~予選落ちがないの~~~?グランプリで?・・・正直、少々拍子抜けでした。

コースのコンディション悪化に伴い、大坂はショートカットでの予選&タイムアタックとのことで、予定通りに進行します。

ゴールから大坂ショートカットまでのエリアと、ヨーロピアンコーナーエリアが特に路面がひどい!と直人は言ってました。

おいおい昔のMFJ東北戦の時のように転倒車続出で、通行止め状態にコースがなるんじゃ~?との不安を感じました。
その時と同じか?もっとひどいかも?と、直人も思ったようで、タイヤの空気圧など・・・いつも以上に慎重になっていたように感じます。

公式練習10分で、そのまま日章旗の合図で公式予選のタイムアタック・・・

予想通りで、転倒車続出・・・
クラッチトラブルやエンジンの焼き付きで動けなくなった車輌も出始め・・・

何処を見ても黄旗が振られているような有様でのタイムアタックとなりました!

直人を見ると・・・・かろうじて周回している?周回するだけでマジでやっと!と言ってもい~過ぎじゃ~ない様子で走っています。

スピードが全く上げられない状態での走行ですから、リヤタイヤ廻りに付いた泥の量も半端じゃ~なく、まともに走れる車輌の状態じゃ~無いことだけは、見てもすぐに理解できる様子でした。

このような路面状態での練習は、さすがに経験が少ないですからね~
経験のあるライダーと無いライダーで、はっきりと見て取れる走りの違いに凹みました。

見ての通りの予選結果で・・・・11位。
トップとのタイム差は15秒以上!

ガンガン走った!と、なんとか1周していた!の違いは大き過ぎますよね~

その後のフルサイズの走行でも、コース上は修羅場!
そこら中でオーバーヒート。
クラッチの焼けた臭いプンプン状態で、本当に走っているライダーには申し訳ないですが・・・見ているこっちは気の毒に感じました。

当然、タイムスケジュールもメチャメチャ。
どんどん時間が遅れてしまい・・・・このままじゃ~ナイトレースか?って言う時間に決勝か?ってな感じに本当になり出しました。

緊急招集が本部よりかかります・・・・?

ヨーロピアンコーナーエリアのショートカットが追加されるんですかね~?とか・・・
もうすぐで、日が落ちちゃうからレースは延期か~?とか・・・

本部前では、いろんな話を皆さんしてましたね~

路面の悪化でレディースの予選も中止になり、スーパーキッズの決勝も同じ理由で、明日のタイムスケジュールをなんとか変更して・・・・日曜日に決勝をやりたいと思います・・・・でした。

私としては、予選がダメダメの11位でしたからね~
翌日に変更は、ありがたい話だと感じました。

時間には余裕があったのですが、先輩ライダーの応援にコース横に行っていた時間も多く、なんだかんだでバタバタと整備をしていたように感じます。

東京からギブス姿で応援に来てくれたUFO家と一緒にお風呂・・・
その後に、超久し振りにリッキーズで夕飯を食べて・・・満腹状態で戻ります。
N.R.T.テント内での、大人の会話!
監督の昔話に・・・感心するや!感動するや!爆笑するや!で、楽しい時間を過ごして・・就寝。

日曜日の朝・・・
何時に決勝が始まるのかもわからず!の起床・・・6時。
先輩方のレースはちゃ~~んと行われますからね~

前日に全ての準備が整っているので・・・比較的のんびりした気分。

タイムスケジュールの変更されたコピーを直人がもらって帰ってきました。

予定通りに進行すれば・・・午前中に終わります。

1周のサイティングラップ後・・・決勝スタート。


時間が迫り・・・スタート裏に向かった直人。

次々とキッズライダーがUターンして・・・パドックに戻っています?

直人も同じように戻ってきて・・・”背中にゼッケンを付けないとダメなんだって”で・・・え~~~そうなの~?
あわてて・・・ガムテープ仕様のゼッケンを背中に付けて戻しました。

昨日に比べたら、はるかに良い路面コンディションと言えますが・・・ドマディーには違いありません!

スタートからのストレートのわだちが、真っ直ぐに掘れている位置を優先で選択。
センターより少々イン側に陣をとりました。

場所的にも前に出られればホールショットだって、十分に狙える位置です。

サイティングラップが始まり・・・戻ってきた直人・・・”やっぱ滑るね~荒れてるよ~”と言いながら・・・・

勝負のスタートです。

スタートのタイミングは、本当に良かったんですが・・・
バイクが前に進みません?
他のエンジンの音が大きいからわからないのですが、バイクの伸びを感じないスタートで、いつものように出遅れのストレート・・・中番。
1コーナー進入のブレーキ・・・で、前を走っていた車輌が転倒!
よけきれずに直人はリヤタイヤ部分に突っ込みますが、かろうじて踏ん張って転倒は免れたんですが、前が通行止め状態は変わらずで・・・バックして再スタート。

ビリから3~5番手ぐらいで大坂。

あ~~~~~~~~終わった~~~~~~~~と感じました。

も~~~~~~~~がっかりしましたね~この時は。

気を取り直して、これからの追い上げに期待して、私はいつも見ているフープス横で応援。

うまくラインを変えながら、着実に順位を上げている様子。

時間と周回数がわからないのですが・・・最高で8番手ぐらいまでは行ったんでしょうか?

前の車輌にアタックをかけてラインを変えた瞬間に転倒!・・・こんな感じが2回有り・・・上げた順位を大きく落としてを繰り返し・・・!

おまけに大きく路面にはじかれて、転倒こそしませんでしたが・・・そのエリアでの走りは最低としか言いようがないビビリ走り。

ビビリ走りもイライラしますが、転倒にいらつきますよね~
ま~どっちにしろ・・・一生懸命に攻めている感じがしない時点で、私の体はイライラで沸騰していました。

レース全体の走りを見ていても、直人らしさ?が感じられない決勝だったのは間違え有りません。

当然、結果も最悪の11位。
またまた二桁の数字に・・・怒りは頂点でした。

同じ1コーナー進入でのクラッシュにいたライダーで、入賞したキッズもいるんですから・・・
直人のレベルの低さを象徴した結果だと思います。

監督や成田選手からも・・・
あれで本気か~?
全力を出して走ってたのか~?
余裕が有りすぎの走りで、本番のレースでの走りじゃ~ないだろ~?
なんで自分の力をレースで出し切らないんだ?
自分も勝ちたくて普段から、頑張ってるんじゃ~ないのか~?
直人君の為にお父さん・お母さんがこんなに頑張ってくれているのに、直人君がそれに応えるような走りをしなくってど~するんだよ~?

とま~~~厳しい言葉の連続が直人に・・・・

さすがですね~見抜かれている直人としては、返す言葉が見つからない状態でした。

親が言うよりも、監督や成田選手が言ってくれる方が、心に住んでるもう一人の直人には通じるんじゃ~ないでしょうか?

ニコニコ楽しく・・・じゃ~レースでの勝負には絶対に勝てないと、このブログでも言い続けています。

その意味でも、この厳しい環境でレースをする事が、直人の人間としての成長にも大きく影響を与えるであろうと確信しましたね~
厳しい言葉の中にも、本当に相手の心理をよ~く見抜いての話。

自分の今、求めている物がこのN.R.T.には間違えなくあることを感じました。

”上を目指す物は、みんなと同じような環境で同じようにやっていても絶対に生まれないんだよ~”・・・同感です。

バイクのセッティングに関しても、様々なアドバイスをいただき・・・この週末の408で試して見ようと思いました。

いろんな面でも、ジュニアとしては非情に待遇の良い条件で、N.R.T.から迎えていただいたにもかかわらずの結果が続いていて・・・・親として本当は心苦しい部分も多く感じるんですが・・・

今回のGP大会での惨敗を、よ~く自分に受け止めてもらい、キッズスーパークロス最終戦・MX408や、MFJ全日本モトクロス選手権・最終戦の関東大会では、直人らしさを全面に出して暴れてもらいたいです。

GP大会では、沢山の方に声をかけていただき・・・応援してくださり、本当にありがたい事と思っております。

またN.R.T.・スポンサー様・レースサポートをしてくださる皆様を始め、色々な方をご紹介いただき・・・素晴らしいバックアップ体制に、本当に感謝しております。

その期待に応えられるようなレースを親子で出来るように、これからも取り組んでいきたいと思っております。