お久しブログです
気が付けば10月も後半、七五三シーズンに突入です
出張に大忙しの一方、大変だったお客様とのお打ち合わせは8割がた終了~
今度はお送りした資料を確認されたお客様から「レンタル小物」や「レンタル髪飾り」のご要望が続々とあり、準備にバタバタしています
「レンタル小物」
これが、この時期の業務を煩雑にさせる問題案件
どの日にどのお客様に何を持って行くのか
私以外のスタッフさんがご訪問する場合はいつまでに渡すタイミングがあるのか
レンタル髪飾りは他のお客様と重複していないか、いつ返却され次のお客様に間に合うのか
などなど・・・一歩間違えると大変な状況になってしまうので、細心の注意が必要です。
何度もメールやメモを確認して、準備漏れがないか確認をして当日を迎えています。
しかし・・・・恐れていたことが・・・
その「レンタル小物」が大変な状況を生むことになってしまったのです
よくご訪問させていただく、リピーターの奥様。
今回は亡くなったご主人様がとてもお偉い方で、偲ぶ会の喪主として出席される予定との事
ヘアの間、いつものように楽しくお話をさせていただいていると・・・
お客様「昨日、近くの呉服屋さんで足袋を買ったら、3千円もしたのよ。ずいぶん高いわよね」
私「それは、確かに高いですね。高級足袋ですよ」
奥様「そうよね~。でも、帯揚げと帯締めは花*小紋さんからレンタルできて、良かったわ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「やってもうたっっっ~~~~~~~~~」
「喪服を着る予定なんだけれど、黒い帯揚げと帯締めがないから、レンタルできるかしら?」
・・・・お客様からお願いされていた記憶が蘇る蘇る蘇る
私自身は手持ちが無かったので他の着付師さんから無事に調達でき、レンタルできる運びとなり、準備してあったのに・・・
なんと、すっかり忘れてしまったのでした
私「大変申し訳ありませんっっっ 家に忘れてきてしまいました」
奥様「あら~どうしましょう」
私「何とか考えます」
こんな大ピンチの中、自分でも恐ろしいほど、慌てたりパニックにならないタイプ
「この状況を乗り越えるためにすべき事」
が頭の中を駆け巡ります
まずは、ヘアを終了させた後、奥様に黒い布かスカーフが無いか、近くに呉服屋さんや手芸屋さんが無いか確認
3千円で足袋を購入したお店を聞き、すぐに買いに行くことになりました
でも、もしかしたら呉服屋さんが定休日だったり、喪服用の小物が無かったりするかも・・・・
そんな事態が脳裏をよぎったので、行く途中にみつけた100均のダイソーによって、使えそうなものをまず物色
緊急の時ほど頭が冴えるのか、初めてのお店にも関わらず、使えそうなものが次々目に入ってきます。
黒の超厚手のタイツ、黒い布地、ストラップ用の紐・・・・
使えそうな物を片っ端からかごに入れて、万が一に備えて購入
その後、教えていただいた呉服屋さんへ行くと、想像以上に寂れたお店が・・・・
「喪服用の物は無いわね~、いつ使うのかしら?」
想定内とはいえ、がっくし
すぐに、お客様宅に戻ると、
「良さそうな黒いスカーフ見つけたわ」
2階から奥様が下りてきて嬉しそうに見せてくれました
黒いシルクの透かし柄の入ったスカーフ。バッチリ帯揚げに代用できそうです
こういう事があると、「断捨離」なんてしない方が良いかも・・・と思っちゃいます
残るは、黒い帯締め
帯締めは帯をしっかり押さえるので、適度な強度と太さが必要。
買ってきた100均のストラップが良い感じに光沢、太さがあり、3本を三つ編みにしていくと、これまたそれなりに帯締めらしい仕上がりに・・・
しかし。。。。自分が予想していたより、仕上がりの長さが短く、胴回りの半分しかない
すると、奥様がまたまた奥から
「荷造り用の黒い紐が見つかったわ」
と2mほどの頑丈そうな黒い紐を手に戻ってきました
これも使えますっっっ
すぐに、この紐も編むことに・・・三つ編みには長さが足りないので、今度は2本でツイスト編み
ヘアの技術がこんなところに活きるとは
三つ編みにしたストラップ紐の方が仕上がりが良いので、体の前に来るように半分に切って、荷造り紐の両端に糸で縫い付けると、何とか帯締めの長さになりました
切った部分は白い芯がみえるので、油性マジックで黒に塗り塗り
何とか完成した手作り帯締めで帯を締めてみると・・・・
なんだか、良い感じじゃないですか~~~~
黒い帯に黒い帯締めで、目立たないのも幸いし、よくよく目をこらして見ないと、即席帯締めには見えないかも
不思議な達成感で、奥様と2人で大喜びです
とはいっても、私のミスから起こった大事件。それなのに、何度もお詫びをすると・・・
「良い経験になったじゃない」
という奥様の優しいお言葉に涙・・・です
とりあえず、大汗をかきながらも何とか終了~
帰宅後は、1人大反省会
翌日に奥様にお詫びと大丈夫だったかメールを入れさせていただくと・・・
「大丈夫ですバッチリ」
との嬉しいお返事がありました
懐の深い奥様に感謝しかありません
13年この仕事をしていて、これだけ大ピンチな忘れ物は始めて
ものすごく慎重にチェックを重ねているものの、忙しい時期はよりケアが必要だと痛感させられました
今回はお支度が午後で、近くに100均のお店があったのが幸いしましたが、早朝の仕事で周りに何もお店の無い場所だったら・・・と思うと恐ろしい
これから七五三繁忙期で、まだまだ油断のできない日々が続きますが、がんばりまっす
今日のお写真は七五三の5才さんと、9才のお姉ちゃん
お姉ちゃんはお付き合いのお着物でしたが、なんと日本髪、それも「あんみつ姫」ご希望 (最近のお子様は「あんみつ姫」を知らないようですが)
出張でご自宅に来ていたカメラマンさんから
「日本髪すごくお上手ですね お名刺頂けますか?」
との嬉しいお言葉をいただきました
兄弟姉妹の七五三の時にお姉ちゃん、お兄ちゃんが一緒にお着物を着るのも可愛くてお勧めです
と~っても可愛い姉弟さんでした
気が付けば10月も後半、七五三シーズンに突入です
出張に大忙しの一方、大変だったお客様とのお打ち合わせは8割がた終了~
今度はお送りした資料を確認されたお客様から「レンタル小物」や「レンタル髪飾り」のご要望が続々とあり、準備にバタバタしています
「レンタル小物」
これが、この時期の業務を煩雑にさせる問題案件
どの日にどのお客様に何を持って行くのか
私以外のスタッフさんがご訪問する場合はいつまでに渡すタイミングがあるのか
レンタル髪飾りは他のお客様と重複していないか、いつ返却され次のお客様に間に合うのか
などなど・・・一歩間違えると大変な状況になってしまうので、細心の注意が必要です。
何度もメールやメモを確認して、準備漏れがないか確認をして当日を迎えています。
しかし・・・・恐れていたことが・・・
その「レンタル小物」が大変な状況を生むことになってしまったのです
よくご訪問させていただく、リピーターの奥様。
今回は亡くなったご主人様がとてもお偉い方で、偲ぶ会の喪主として出席される予定との事
ヘアの間、いつものように楽しくお話をさせていただいていると・・・
お客様「昨日、近くの呉服屋さんで足袋を買ったら、3千円もしたのよ。ずいぶん高いわよね」
私「それは、確かに高いですね。高級足袋ですよ」
奥様「そうよね~。でも、帯揚げと帯締めは花*小紋さんからレンタルできて、良かったわ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「やってもうたっっっ~~~~~~~~~」
「喪服を着る予定なんだけれど、黒い帯揚げと帯締めがないから、レンタルできるかしら?」
・・・・お客様からお願いされていた記憶が蘇る蘇る蘇る
私自身は手持ちが無かったので他の着付師さんから無事に調達でき、レンタルできる運びとなり、準備してあったのに・・・
なんと、すっかり忘れてしまったのでした
私「大変申し訳ありませんっっっ 家に忘れてきてしまいました」
奥様「あら~どうしましょう」
私「何とか考えます」
こんな大ピンチの中、自分でも恐ろしいほど、慌てたりパニックにならないタイプ
「この状況を乗り越えるためにすべき事」
が頭の中を駆け巡ります
まずは、ヘアを終了させた後、奥様に黒い布かスカーフが無いか、近くに呉服屋さんや手芸屋さんが無いか確認
3千円で足袋を購入したお店を聞き、すぐに買いに行くことになりました
でも、もしかしたら呉服屋さんが定休日だったり、喪服用の小物が無かったりするかも・・・・
そんな事態が脳裏をよぎったので、行く途中にみつけた100均のダイソーによって、使えそうなものをまず物色
緊急の時ほど頭が冴えるのか、初めてのお店にも関わらず、使えそうなものが次々目に入ってきます。
黒の超厚手のタイツ、黒い布地、ストラップ用の紐・・・・
使えそうな物を片っ端からかごに入れて、万が一に備えて購入
その後、教えていただいた呉服屋さんへ行くと、想像以上に寂れたお店が・・・・
「喪服用の物は無いわね~、いつ使うのかしら?」
想定内とはいえ、がっくし
すぐに、お客様宅に戻ると、
「良さそうな黒いスカーフ見つけたわ」
2階から奥様が下りてきて嬉しそうに見せてくれました
黒いシルクの透かし柄の入ったスカーフ。バッチリ帯揚げに代用できそうです
こういう事があると、「断捨離」なんてしない方が良いかも・・・と思っちゃいます
残るは、黒い帯締め
帯締めは帯をしっかり押さえるので、適度な強度と太さが必要。
買ってきた100均のストラップが良い感じに光沢、太さがあり、3本を三つ編みにしていくと、これまたそれなりに帯締めらしい仕上がりに・・・
しかし。。。。自分が予想していたより、仕上がりの長さが短く、胴回りの半分しかない
すると、奥様がまたまた奥から
「荷造り用の黒い紐が見つかったわ」
と2mほどの頑丈そうな黒い紐を手に戻ってきました
これも使えますっっっ
すぐに、この紐も編むことに・・・三つ編みには長さが足りないので、今度は2本でツイスト編み
ヘアの技術がこんなところに活きるとは
三つ編みにしたストラップ紐の方が仕上がりが良いので、体の前に来るように半分に切って、荷造り紐の両端に糸で縫い付けると、何とか帯締めの長さになりました
切った部分は白い芯がみえるので、油性マジックで黒に塗り塗り
何とか完成した手作り帯締めで帯を締めてみると・・・・
なんだか、良い感じじゃないですか~~~~
黒い帯に黒い帯締めで、目立たないのも幸いし、よくよく目をこらして見ないと、即席帯締めには見えないかも
不思議な達成感で、奥様と2人で大喜びです
とはいっても、私のミスから起こった大事件。それなのに、何度もお詫びをすると・・・
「良い経験になったじゃない」
という奥様の優しいお言葉に涙・・・です
とりあえず、大汗をかきながらも何とか終了~
帰宅後は、1人大反省会
翌日に奥様にお詫びと大丈夫だったかメールを入れさせていただくと・・・
「大丈夫ですバッチリ」
との嬉しいお返事がありました
懐の深い奥様に感謝しかありません
13年この仕事をしていて、これだけ大ピンチな忘れ物は始めて
ものすごく慎重にチェックを重ねているものの、忙しい時期はよりケアが必要だと痛感させられました
今回はお支度が午後で、近くに100均のお店があったのが幸いしましたが、早朝の仕事で周りに何もお店の無い場所だったら・・・と思うと恐ろしい
これから七五三繁忙期で、まだまだ油断のできない日々が続きますが、がんばりまっす
今日のお写真は七五三の5才さんと、9才のお姉ちゃん
お姉ちゃんはお付き合いのお着物でしたが、なんと日本髪、それも「あんみつ姫」ご希望 (最近のお子様は「あんみつ姫」を知らないようですが)
出張でご自宅に来ていたカメラマンさんから
「日本髪すごくお上手ですね お名刺頂けますか?」
との嬉しいお言葉をいただきました
兄弟姉妹の七五三の時にお姉ちゃん、お兄ちゃんが一緒にお着物を着るのも可愛くてお勧めです
と~っても可愛い姉弟さんでした
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