花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

すべての子供が幸せになりますように・・・

2013-12-29 09:46:14 | 七五三
今年も残り3日
毎日毎日せっせと大掃除に励んでます
そんな中、昨日が今年の仕事納め
いつもお世話になっているスタジオさんでのお仕事でした。

そこのスタジオでは、今年から児童養護施設のお子様達の撮影をボランティアで取り組み始めました
その優しい素敵な試みに賛同し、私もご協力させて頂くことに・・・・

男の子1人、女の子1人と先生の3名が来店されていました。
いつもは多くのご家族やお子様でてんやわんやの店内がこの日だけはお子様と先生に貸切状態

6歳の男の子の着付けをお手伝いさせていただきました
とても可愛くてシャイな男の子。はにかんだ笑顔が本当に可愛くて、撮影の間もとーーーってもしっかりとカメラマンさんの指示に従って上手に対応

着付けの時に「サンタさん何くれたの?」と聞くと「ゲーム。でも1年生になったらやれる事になっているの」とポツリ。
「じゃあ、来年になったら遊べるね~」なんて話をしながら・・・

胸が締め付けられるような思いでした
本当に本当に本当に可愛くて・・・でも施設で過ごさなければならない理由を考えると心が痛みます。

日頃スタジオに来ているのは親からの愛情を浴びるように受けている子供達(時には過剰過ぎる場合もありますが・・・)。
親に甘えて泣いて怒って反抗して笑って・・・それが、子供の絶対の権利。

その一方で当たり前の権利が受けられない子供達がいる。

後でスタッフさんから話を聞くと、施設のお子さんのほとんどが親の虐待が理由で預けられているとの事。
テレビでは耳にする話はありますが、現実を目の当たりにしてなんとも自分の無力さを感じました

帰宅後、ちょうどBSテレビでロシアの孤児院についてのドキュメント番組が放送されていました
ロシアでは格差社会でアルコール中毒の親が育児放棄をする傾向が強いとの内容でした。
どの国でも抱える問題は同じなんだとつくづく感じました。

どうしたら、この世の中から育児放棄や虐待が無くなるのでしょうか???
せっかく産まれてきて、親からの溢れる愛を受け取るべき普通の幸せをなぜ受けられないのでしょか???

私が子供への虐待のニュースを見て毎回感じる事があります。
それは・・・「子供の名前」

産まれてきた子供の名前を考える時、殆どの親が幸せに満ちて色々な願いや思いを込めて付けているはず。
どの子もとーーーっても素敵な名前なんです

その時の愛情が様々な要因で薄れていってしまう・・・
どうしようもない事とはいえ、悲しいですね

ただ、ちょっとだけ救われたのが子供たちの笑顔
写真に写された子供たちの笑顔はとーーーーっても素敵でした
日頃大勢の子供の中で過ごしているけれど、今日は「主役」ですもんね

すべての子供たちが笑顔で過ごすことのできる世の中になる事願うばかりです

私も微力ではありますが、出来る限りご協力させて頂きたいと思いました

さて、本日のお写真は七五三の7歳さんとお姉ちゃん。
お姉ちゃんの7歳、妹ちゃん3歳の時もご訪問させていただきました
この4年間の女の子の成長ぶりは本当にすごいです
お姉ちゃんなんてお化粧をするとほんわりと色気が漂ってくるほど
姉妹の七五三はとーっても華やかですね
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