「メルボルンのヒロシさん、こんにちは。アドバイスをお願いしたいのですが、、、。僕は20代の銀行員で、地方都市にアパートを借りて住んでいます。僕の勤務先の支店は駅の直ぐ前で、繁華街にも近いので、同僚とランチを食べに行くのが毎日の楽しみの一つです。仕事が終わってからも、同僚や上司に誘われて、職場近くの飲み屋で夕食を済ませて帰ることが多いです。ただ、問題なのは、外食に使うお金が、ひと月に8万円以上、酷い月には10万円を超えてしまいます。そろそろ、家の頭金を貯めて、35歳までには結婚して新築の家を建てたいと思っているのですが、肝心の貯金が未だ、全然、貯まっていないのです。どうしたらお金が貯められるのでしょうか。」Tさんからの質問。
メルボルンのヒロシ:
Tさんと同じように、外食をし過ぎて、貯金ができない人は多いようです。このままアクションを起こさないなら、ズルズルと同じパターンの生活を繰り返し、一生独身のまま賃貸のアパートに暮らすことになるかも知れません。Tさんは、同僚とのランチや飲み会か、それとも自分の家を建てて、家庭を持つことか、どちらが自分にとって大切なのかをよく考えなければいけません。
復習になりますが、この数年間、Tさんは一生懸命に銀行で働いて貰った給料で、
- レストランやスナックのビジネスのオーナーをお金持ちにしていた。
- レストランやスナックの地主をお金持ちにしていた。
- 酒造会社や食材の流通会社をお金持ちにしていた。
- Tさんは結婚資金や家のローンの頭金を貯める機会を数年遅らせていた。
ということですね。
もし同僚とのランチや飲み会よりも、結婚して、家を建てて、幸福な家庭を築くことの方が大切だと考えるのなら、一日も早く、自分のお弁当を作って持っていくことを強くお勧めします。同僚や上司には、「家の頭金を貯めるために、お弁当を持って来ることにした。」と言えば、納得してくれると思います。
お弁当といってもレシピ本に出てくるような手の込んだ料理である必要はなく、塩味のお握りに海苔を巻くだけでも十分においしく、他には、玉子焼きと漬物でもあれば十分ではないでしょうか。
もし、どうしても時間がない時は、食パンにマヨネーズだけ、或いは、職場でカップ麺や袋麺とご飯だけでも空腹は満たせるでしょう。これなら、すぐに用意ができます。晩ご飯も自炊をして、少し多めに作って、その残りを昼ご飯に持っていくことも可能になるでしょう。今までに浪費していた外食費をなくせば、一年で百万円近いお金を貯金することができるでしょう。早くTさんが、家を建てて幸福な家庭を築かれるといいですね。
さて、僕も2020年に退職するまで、職場でのお昼ご飯は必ずお弁当で、しかも、殆どはその前の晩御飯の残り物とご飯でした。
子供達が小さかった頃は、子供達のお皿に食べ残した残飯、例えば、半分食べ残したご飯やスパゲッティーや、食べかけたピザは、捨ててしまわずに、大切にお弁当箱に入れて、次の日のお弁当のおかずに持っていきました。実はオーストラリア人のお弁当は、至ってシンプルで、サンドイッチが多く、ハムとスライスチーズとレタスを挟んで、マヨネーズで味付けするだけの人が多いです。
僕は基本、弁当を忘れたら、食べない主義でした。そうすると、空腹のまま午後の仕事をするのは辛いですから、次からお弁当を忘れ難くなります。お弁当を忘れたからと言って、売店でお昼ご飯を買ったり、外食してしまうと、空腹の辛さが分からないので、何度も忘れることになってしまいます。
週末もハイキングに行く時は勿論、町に出かける時も、必ずお弁当を作って、果物と水を入れたペットボトルを持って出かけます。そうすれば、いつでも、お腹が減った時にお弁当が食べられますし、レストランを探し回って大切な時間とお金を無駄にすることがありません。もちろん、家族や友達とレストランへ出かける時は、お弁当を持って行きませんよ。
こうした努力が実って、僕は同じ職場の他の職員よりも数年、或いは十年以上も早く退職することができたのです。
あなたは毎日外食して、高齢になるまで職場で働き続けたいですか。それとも毎日お弁当を作って、早期退職をして、毎日、自分の好きなように過ごしたいですか。選ぶのはあなたです。
早期退職にお弁当は避けて通れない。
では、明日のブログでお会いしましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます