皆さまもお気付きの通り、僕は最近、フェイスブックのアプリにあるマーケットプレイスという、中古品の売買サイトにハマっています。
昨日はスキーをした後で、スキーを売っている個人宅へ伺って、150豪ドル(1万5千円)で中古のスキーを購入しましたし、明日はスキーブレイドという、99センチの短いスキーを75ドル(7千5百円)で息子用に買ってくる予定です。この短いスキーも日本へ持って行く為に購入するものです。
そして、今日は革のハイキングブーツ(登山靴)が150ドル(1万5千円)で売っていたので、欲しくなりました。この靴は未だ新品のようで、お店で買うと倍近い値段のようです。
この様に、このサイトを見ていると、欲しい物が次々と出てくるので、、、いくら中古で安いとはいえ、、、お金がなくなりそうです。
僕は中古品を買って使うのが好きです。理由はいくつかあって、、、
1.値段が安いこと。いくらお店で新品を買っても、一回使ったら中古品です。例えば、ハイキング靴が、まだ箱に入ったままなのに半分近い値段で売られています。なので、中古品を買った方が遥かに良いと思うのですが、、、皆さんはいかがでしょうか。
2、テストされた物であること。新品であれば完璧という訳ではなく、特に機械系の物は不良品が混ざっている可能性は大いにあります。中古品は既に一定の期間、使用された物ですから、使用に耐えた物であることが証明されています。
3、減価償却が終わっている事。新築の家や新車は高いですが、、、たったの1日でも使えば、或いは、使わなくても、名義が代わるだけで中古車、中古住宅になっています。品櫃は新品の物と殆ど変わらなくても、中古住宅、中古車になってしまいますから、、、値段はグッと安くなります。
4、人から受け継いだ物だから、自分も大切に使いたいと思う事。特に前の持ち主が自分の知っている人だったり、家族だったりすれば、猶更、大切にしたいですよね。
5、知らない人から買う場合は、その物を通して売り手と買い手という繋がりがその瞬間に生まれるのに対して、お店、特にスーパーなどで商品を買う場合ですが、製品を棚から取って、買い物籠に入れて、レジで決済を済ませるのが一般的です。
車や家、高価な服など、お店でセールスマンや売り子から買う場合でも、売っている商品はセールスマンや売り子が所有した物ではなく、取引の仲介をしているだけです。しかし、売主から直接買えば、「今まで、あなた様の使われたものですが、今度は私が大切に使わせて貰います。」という、受け継ぎ、引継ぎの要素があります。売り主としても、「今度はあなたが大切に使ってね。」という感覚があるのではないでしょうか。
この様に、中古品を買う事には、お店で新品を買う事にはない良さがあります。上手に中古品を見つけて、大切に使うことで、「これって、あの人の住んでいる大きな家に行って、買ったんだよな。」などと、売り主の人生を垣間見る事が出来る程です。(日本では、売主に会う事は少ないかも知れませんが、こちらでは普通、売主の家に行って取引を行います。)
僕としては、、商品が沢山並べてあるお店に行って買い物をするよりも、個人宅で個人に会って、直接、取引する方が、遥かに面白いと思うのです。取引といっても、値段を下げる交渉をすることは殆どなく、殆どの場合、言い値で買います。勿論、言い値が高いと思ったら誰も買いませんから、、、何時までも売れないことになり、いずれ売り主は値段を安く下げることになります。その時に買えば良いのです。
僕の場合は、我が家は中古住宅ですし、車も今まで所有した5台の内、最初の3台は中古車でしたし、薪ストーブは何と粗大ゴミになる寸前で同僚から貰った物ですし、その他、靴や衣服、鞄、家具も殆どが中古品です。日本でも中古品の売買サイトなどが人気になっていて、徐々に中古品を使う事に抵抗がない人が増えて来たのではないでしょうか。
「いや、俺は人の使った物なんて、まっぴらゴメン。」と思われたあなた。中古品の値段が新品の値段よりかなり安くなるということは、、、例えば、いつも新品を買うAさん(新築、新車、その他も新品)に比べて、いつも中古品を買うBさん(中古住宅、中古車、その他、殆どは中古品)の方が遥かに支出が抑えられる(ひょっとしたら、生涯の支出の半分近く)わけですから、、、、Bさんは、住宅ローンの返済が数年くらいは早く完済できたり、早期リタイアが可能になったり、浮いた出費で旅行が出来たりと、良いことばかりです。
という事で、今日は中古品の売買のお話しでした。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。
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