萌え系アニメが苦手な私であるが、“CLANNAD”は観ていた。今日で本編は終了したようだ。それに当たって、少し話をしてみたい。 このアニメを通じて思ったのは、「成長」という2文字だ。
主人公が周囲を巻き込んで、あるいは巻き込まれて、多くの体験をしていく。多くは「過去のエピソード」を含んでいるが、その過去は、第三者にはあまり触れられたくないものであり、知っては行けない物でもあった様に思うし、実際、彼等も目を背けたい物を感じていた様に思う。
彼等は、主立って「辛い過去を乗り切った」という感じはせず、「辛い過去を受け入れた」という感じである。 そうする事で、「成長」に繋がる何かを手にして来たんだろうと思う。
一方で、「未来」という2文字を見据えて、動く姿もまた彼等を「成長」へと導いたのだと思う。
萌え系アニメでこんな風に何かを掴んだのは『ローゼンメイデン』以来かなと思う。キャラクターの可愛さやストーリーの良さも味わえた。あんまり力説してもかえって弁解がましくなってしまうので難なのだが、「萌え」以外にも楽しみ方があるな、と思えた作品になった。