「鏡の前、座ったままで、最後の一筆決めかねている。形のないものに逃れて行けたあの日にはもう戻れない。出会った春を急に思い出す。あなたがはたち、私が19。何にでもなれるつもりでいた、時の流れに逆らってでも」
(篠原美也子“HOPE”より引用)
何か不意に口ずさみたくなったので挙げてみた。希望と言う“HOPE”、私にはどれだけの希望が残されているだろう?恋する希望のチャンスはあるだろうか?仮にあったとしてもその恋した人を愛してちゃんと大切にし続けられる自信はない。
未来を気にせず、ただお互い「好きだよ」と言えるのは、学生のうちだけなのかなと思う。物語の様に幼なじみから始めて、ずっと付き合いが続いていったら素敵である。