つぶし、と、許容される範囲の欠落点、で、通った途は、空白、と言う、2文字がそこにあって、中身のない、薄っぺらい、無価値なデタラメで、形成されたもの――が、正体だったなんて、今更な、話である。
涼風鈴子「はい、はよーざいますー、涼風鈴子どすー。“Morning on”どすー」
略島須英雄子「１１月５日、良い子の日、良い娘の日、よって、りんりんこっこ、火星に、お帰りよ」
涼風鈴子「インチキＤＪは、以下略だ、うがあ」
略島須英雄子「良い娘だから、火星に、お帰りよ」
柿島孟子「朝から、なんと言う会話を？おはようございます、柿島孟子です」
涼風鈴子「おや、インターバルスキップサルヴィスの嫁」
柿島孟子「サルヴィス、エルヴィス、エ――放送自粛――」
涼風鈴子「では、ここで、怖いオヂさんに、出てきて貰います」
略島須英雄子「肉屋の旦那なら、休みよ。商売道具の手入れだそうよ、りんりんこっこ」
柿島孟子「一体、何の話？」
略島須英雄子「FM急特ワールドのお話。――自粛――は、通用しない」
柿島孟子「絶句汗」
涼風鈴子「はい、以上、“Morning on”でした。急行特急ＴＨも休み？なんだよ、その、デキレース!」
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