
さて、ここからは先の『貴重な晴れ間を利用して・・・ 』 の続きですぅ。
そして、先にUPした記事の中で向った先を『黒瀬川帯の上部デボン系と下部石炭系の柿迫層や湯鶴葉層が近接しているところww』と記したかと言うと、この記事に記した内容から向った先を特定されたくなかった・・・ ただ、それだけ

しかーし、地質に長けた方であれば柿迫層と湯鶴葉層が黒瀬川帯と接した場所と言えば直ぐに“ あそだね ” って理解できると思うので強ち間違いじゃない。
で、話は変わりますが・・・・
随分と前に湯鶴葉層の石灰岩を観察?に出かけた時は多くの石灰岩にサンゴの化石が含まれていました。
特に川の中にある濡れた石灰岩では表面が磨かれて綺麗なサンゴの化石を観察することができましたよ。

そして・・・・

これは 余談になりますが・・・・
向った先の林道にできた水たまりでは無数のヤマアカガエルが産卵のために集まり、そこには多くの卵を産卵しているのが観察できました。
でもって、ここからが本題です。

このCherryが何も得ないまま山へ向かうことなんて絶対にない。
では、下心満タンのCherryが何を目的に山へと向かったかと言うと・・・
はい!
👆ここにUPしたオナガシジミの越冬卵。
しっかし、何時の頃だったか植林のために大規模な斜面の伐採が行われ、今では貧相な環境に変わって生き物も随分と減ってしまった。
って言うか・・・
ある程度の環境が維持できていればシカなどの食害も少なくオナガシジミがホストとするオニグルミの世代交代も上手く行くんだろうけど、今ではエサ不足の影響からか立木の皮を剥ぐように食べるものだから、オニグルミの実生苗が育つどころか周囲の木々すら立ち枯れを起こし大規模伐採と相まって谷は乾燥化している。
おまけに多様化だのなんだのつて言いながら山はスギやヒノキで単一化している始末。
それでも・・・
こんな事実は棚にあげ “採るヤツが悪い”と周囲を煽り、魔女狩りみたいなことをやってる連中が存在する。
まぁ、そんな事はさておき・・・

得るものを得たら次は少し標高を上げてアカガシの頂芽でキリシマミドリシジミの越冬卵を探す。
が!、これも谷が乾燥している影響でか卵の数は極端に少ない。
隣の谷や稜線を越えた裏谷では、ある程度の環境が保たれているので、そこそこの数は得られのだけど・・・ だからと言ってキリシマ採卵のために谷替えをする時間的な余裕は全くない。
と、言うことで当日はオナガシジミとキリシマミドリシジミの越冬卵に加えてアサギマダラの幼虫を入手することができたのですが、ミスジチョウの幼虫は時期が遅かったようで巣はあっても幼虫はお留守。
恐らくだけど、小鳥さんが食べちゃったんでしょうね。
あっ、それはそうと・・・・

上にUPした越冬卵の画像が余りにもお粗末だったものですから、恥ずかしくなって撮り直してみました。
で、
👆こちらがオナガシジミの越冬卵で・・・・
👆これがキリシマミドリシジミの越冬卵になりまーす。
ただ、これでも決して良い画だとは思いませんが・・・・
それでは、御後が宜しいようで・・・・