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錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

暖かいお湯に入れば虫もふやける

2020年02月28日 | 昆虫・植物
突然ですが、良くカチカチなった虫って、どうすると標本にできるんですか?とか・・・
子供が標本にして残したいとクワガタムシやカブトムシを大切に持ているのですが、こんなので標本を作れますか?
なーんて問い合わせがCherryのところへ寄せられます。
答えは、作れます!
まぁ、捉え方を変えれば下にUPしたようなカチカチなった虫であっても、『いつ、どこで、だれが、なにを、どうした』という5つのデータが添付されていれば、それだけでも立派な標本だと考えています。
だから・・・
Cherryは人が作った標本に対して展翅や展即がヘタだのとケチはつけない。
と言うか、言えるほど立派な人間じゃないし標本という代物は装飾品ではないのだから・・・
さて、本題に戻って問い合わせの件です。


例えば・・・・
夏休みに採集して飼っていたものの、残念ながら命が尽きてカチカチになった状態のクワガタムシを子供たちが大切にもっていたりします。
本当であれば、死んで間もない時に形を整えて保管したり、或いはキャラメルのように紙に包んで両端をねじっておけば良いのですが・・・・
残念ながら大抵が、こんなもの。
しかーし、こんな状態であっても標本にはできます。
ただ、ここでは初心者さんを対象にしているので『それくらいは知ってるよ!』って言うプロの虫屋さんは笑ってスルーしてくださいね。
それでは、その方法について・・・


先ず、カチカチになった状態のクワガタムシを熱いお湯に浸けます。
そして3分間待つと・・・・ 
カップラーメンは完成しますが、カチカチのクワガタムシにはチト早い。
まぁ、その時々の状況や虫の状態にもよりますが15分ほどもお湯の中に入っていればOKかな?
で、10分ほどお湯に浸かっていたクワガタムシの足を軽く動かして形を整えてみます。
ここで無理をして動かしたり、稼働方向とは逆に動かすと足はパチッと音をたてて折れてしまいますよ。
が、運悪く折れてしまっても標本が完成たところで木工用ボンドなどを用いて接着するので最後まで大切に取っておいてね。


そして・・・
昆虫によって針を刺す場所が変わりますが、錆びない専用の昆虫針を刺してたらウレタンフォームや発泡スチロールの板の上に固定して“まち針”などを使って足や大顎、そして触覚などを整えます。
後は、このまま乾燥させるのですが、この時に採集した場所などの取り違えが起こらないように『いつ、どこで、だれが、なにを、どうした』という情報を記載したラベルを針に刺して添付しておきます。
で、一度乾燥させたクワガタムシであればサイズや季節にもよりますが1週間から10日程・・・・
できれば半月ほど経過するとお湯で柔らかくなったクワガタムシは再び乾燥し、その体はカチカチに固定されているかと思います。
ただし、死んで間もない柔らかな虫は完全に乾燥するまでは、それなりの時間を要するのて注意が必要です。
そして・・・
昆虫ゼリーなどが体内に残っていたり対象物が肉食の昆虫だったりすると体から油が滲み出て何時までも硬くならなかったり、或いは中で腐って周囲に悪臭を放つ時があるのます。
そんな時は油抜きのなどの状況に合わせた処理が必要になりますが、その件に関しては別の機会にでも・・・・
でもって最後に。
標本は人それぞれの手法を用いて作られており、これで完璧というものはありません。
だから、ここにUPした方法に自分なりアイディアなどをアレンジしながらOnly oneの標本を作ってみてください。

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Airbus A380-861

2020年02月28日 | 雑記(ひまつぶし)

話は昨日のお昼過ぎの事・・・・
いや、細かく言えば午後の4時頃のことかなぁ?
少しずつでも体を馴らそうと近くの海岸を歩いていると西の方角からエミレーツ航空のエアバス A380-861が約11900m上空で白い飛行機雲を引きながら成田空港(新東京国際空港)へと向けて通過していきました。
まぁ、これだけ立派な飛行機雲(航跡雲)を引くってことは翌日は恐らく雨ですね。
しっかし、大きなターボエンジンを4発備えた超大型旅客機ですかぁ・・・
やっぱ産油国であるアラブ首長国連邦のドバイを拠点とする航空会社だけあって燃料費なんてNo problemってかぁ?
いやぁ、こんな超大型旅客機に一度は乗ってはみたいけど、新型コロナのことを考えると今は機会があっても遠慮しておきます。
と、言うことで・・・・
今日の福岡県は見事に雨の予報でしたぁ。

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サクラは咲いたけど 何かを忘れちゃいませんか?

2020年02月28日 | 昆虫・植物
庭の寒緋桜が咲くと、その後を追うように直ぐに河津桜が咲く。
そうなると次はサクランボ。
って、ことは・・・
そろそろメスアカミドリシジミの卵を冷蔵庫から出さないといけないのですが、今年は持ってない。
が!
その前に芽吹きが早いやつがある。
それは・・・・
そう、モクセイ科のイボタノキ。
だから慌てて庭のイボタを見に行くと・・・・ 既に新芽が開いてた。
マジっすかぁ。


そこで、急いでウラゴマダラシジミの卵を低温庫から出すと・・・・ げっ!
あろうことか、卵庫内で保管していたウラゴマダラシジミの卵が既に孵化してたんですよ。
そんでもって半分ほどの幼虫がカラカラになって縮んでやんの。
いやぁ、今になって考えると昨年の暮れから先週と、入退院の繰り返しだったから仕方が無いと言えば、それまでなんだけど・・・・
これも暖冬ゆえの仕業なのかな?
しかーし、そんな中であっても30幼ほどを回収できたのは幸いだった。
と、言うことで・・・・
これからは春の飼育で忙しくなりますよ。

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河津桜の次は・・・・

2020年02月28日 | 昆虫・植物

入院前に見ごろを向かえた河津桜を記事にしましたが、その河津桜の次は・・・ 桜桃ことサクランボ。
と、言うのも・・・
病院を退院し自宅へと戻ると玄関先のサクランボが蕾を大きく膨らませているじゃないですかぁ。
河津桜に続いて、近いうちにサクランボも咲き始めるんだろうなぁ。
なーんて思っていたら・・・・


咲いた。
いや、咲いていた。
ただ、そうなると気になることが一つ・・・・
と、いうことで、これから先の話は次なる記事へと続くのでした。

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