
東方海上を移動する台風16号の影響でイプシロン5号機の打ち上げは中止されると思っていたら、直前になって別のトラブルで中止された。
まぁ、そんなこんなで時間ができたCherryはと言うと、先月から放置していたカラモプレウルスの補修(復元)に取りかかることにしました。

まぁ、ヤ〇ト運輸さんが見事に割ってくれたお陰で大きな脊椎骨の断面が見えるし、これでもかっ!って感じでボディが潰れてるのが観察できる。
へぇ~、断面は、こうなってんだぁ。


そして、その断面の全体にポリスチレン樹脂を主成分に配合したプライマーを均等に塗り良く乾燥させる。
ここで一気に重ね塗りすると乾きが遅くなるだけでなく、後で塗りムラとなるので要注意・・・

で十分にプライマーが乾燥したところでエボキシ樹脂系の接着剤を薄く塗り、ある程度の粘性が得られたところで双方を圧着する。
が!
さすがに割れた状態でガチャガチャと動かされると断面が痛むだけでなく、脱落したパーツも細かく割れて行方不明。
そうなると、このヒビやら紛失した部分を補う必要があるんだけど、ここからがCherryの正念場。
多くの補修材料の中から適切なものを選び充填していく。
そして、削りだしては充填し・・・
なーんて事を繰り返し、整形を終えたら調色した塗料で着色。
で、最後に周囲の色調に合わせて微調整を繰り返すと・・・・

一連の復元補修は終わります。
しっかし、手掛けた本人が言うのも何なのだけど・・・
何処を修復したのか分からなくなった。
※赤〇で囲った部分ね。

そして、これが復元補修を終えたカラモプレウルスの全体像。
1mを超えた先のクラドシクルスまではないけれど、それでも1m近くあって抱えると重い・・・・
で、この復元補修を終えたカラモプレウルスは再び暗い収蔵庫で眠ることになる。
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カラモプレウルス
Calamopleurus cylindricus
アミア目 アミア科
白亜紀前期
Santana Formation
Ceara, Brazil