錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

フズリナ化石の遊離標本

2019年02月24日 | 石ころ
そう言えば最近は『石ころ』に関しての記事が少ない。
と、言うか・・・
殆ど無い。
ならばと言うことで、今日は紡錘虫のフズリナ化石をUPしてみることにしました。


それが、この化石。
これは今から約2億年前のペルム紀に堆積してできた石灰岩が風化したことによりフズリナの仲間(大型紡錘虫)であるのヤベイナが単体として母岩から遊離したものです。
では、そのフズリナとは何ぞや!
はい!
中学の授業で示相化石や示準化石の一つとして学んだと思いますが、今でいうところの有孔虫・・・
そう、大まかに言えば暖かな南の島で見られる星の砂の仲間。
だけど、このフズリナは古生代から中生代へと変わる際に絶滅しちゃいました。


で、その大きさを少しでも理解していただけるようにと、このヤベイナの横に星の砂(バキュロジプシナ)を置いてみました。
どうですかぁ?
フズリナのヤベイナってデカイっしょ?
ただ、こんな大きなフズリナが絶滅せずに砂浜を形成していたらと思うと、今の時代で良かったって・・・・
だって、これだけ大きかったら砂の浜じゃなくて小砂利の浜になっちゃいますもんね。
いや、そんな事よりも前に三葉虫が這い回っているビーチで海水浴をするなんて想像しただけでゾッとする。
とは言え、今の海岸では三葉虫の代わりにフナムシってヤツがゾロゾロと這い回っていることを考えると昔も今も大して変わんないかな?

---------- DATA ----------
ヤベイナ・グロボサ
Yabeina globosa
古生代 ペルム紀(二畳紀)中期

岐阜県大垣市赤坂 金生山

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