錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ハンノキの集合果から種を回収

2023年12月10日 | 昆虫・植物
ハンノキは晩秋の頃から春にかけて花を咲かせ受粉した雌花序は翌年の10月頃に成熟する。
と、言うことで…
石垣から帰った先月の半ばに、その実った集合果(松かさ状のもの)を雪が舞う山から採ってきた。


それが👆これです。
しかーし、松かさのような集合果は成熟していなかったり湿度が高かったりすると種をこぼさない。
だから回収後は一旦ネットに入れて乾燥させるのですが…
そろそろ空気も乾燥してきたことだし『ここらでイイんじゃね?』と中の種を回収することにしました。
で、その種の回収方法はというと…


はい、ハンノキの松かさを空気を一緒にビニール袋に入れて…… 振る。
それも半端なく激しく、何度も何度も繰り返して振る。
すると!


御覧のようにハンノキの松かさから種が分離される。
が!
このままでは細かい粉くずなどが混じっていて春先までの保管期間中に大量のカビが発生。


だから100均などで扱われているフルイにかけると…
👆御覧のように売り物にできるような綺麗な種が回収できるんたなぁ。


そして、ここからが次へのステップですよ。
チャック付の袋に針で穴を開け…
回収した種を入れる。
ただ、ここで欲張るとロクなことはないので量は少なめにして幾つかに小分けする。


それが👆これね。
この後は発芽率を上げるために冷蔵庫などで低温処理をするんだけど…
その冷蔵庫の中では直ぐに乾燥し、逆に発芽率を悪くしてしまうんだなぁ。
そこで、ここから先は少しばかりの工夫が必要なるんだけど、その方法に関しては別枠で。

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