ここ写る朽ちた切り株は50年ほど前に切り倒された大きなクスノキの残骸です。
そして、この錯乱坊の爺さんが子供の頃…
1970年の前後くらいかなぁ?
トトロが宿るような立派なクスノキの上に簡単なツリーハウスみたいなものを友人たちと作り中で遊んでいた。
今だったら本人たちだけでなく親も呼び出されて叱責されるところなんだろうけど…
当時は寛大だったのかもしれない。
そんなクスノキが今では切り倒されて朽ち果てた切り株と化している。
そして、この場所は明治十年(1877年)の頃に勃発した西南戦争において有栖川熾仁親王の本陣が置かれた場所でもあり、この大きなクスノキも先の大戦だけでなく西南戦争の戦火を逃れた貴重な木の一つだったかと思います。
そんな立派なクスノキが今では切り倒されて、切り株だけが何とか姿をと止めている…
そんなことに思いを馳せると、この切り株に自身の姿を重ねてしまう。