ニューヨークのブルックリン地区で見かけたトヨタスモールピックアップトラック。アメリカでトヨタの小型トラックがタコマの名を持つ前の1980年代半ばのモデルで Toyota Pick Up 4x4 と呼ばれていた。当時はタコマの名称は勿論タンドラの名称さえ存在せず、トヨタのピックアップと言えばこの小型ピックアップを指していたのである。別名 Hilix (4TH Gen.) は2.4L.22Rエンジンを搭載したシンプルでタフな小型トラックであり丈夫さや耐久性は Top Gear で証明済み?である。
人が車に求めるものは時代や国によって異なるが沈在的には愛情ではないかと思う。即ち長く使用されているクルマの存在というのはそれだけオーナーから愛されてきた証である。製造から30年を得て尚且つ実用的に使われているのは使用者に気に入ってもらっているからであろう。では、何が、何処が気に入ってもらっているのであろうか?こんな古いピックアップの何処に惚れているのであろうか?その本質を問いその答えの実感を感じた人がこういったピックアップトラックのオーナーとなるのである。古いトヨタのピックアップは特殊な感覚をもたらす。現在の路上で使用されている古い Toyota Pick Up 4x4 を見かける度にピックアップがその人の生活に与えるライフ(スタイル)みたいなものを感じさせられるのである。