道路に融雪剤が撒かれなくなり、朝夕の気温が氷点下にならなくなったこの季節は冬の緊張感が解けてホッとする季節である。一息入れた所で気持ちを落ち着かせて現実を直視すると、冬を越える事によって増殖した我がランドクルーザーの錆が目に付く。寒い冬の期間は見ていても見えなかった錆の実態が気温の上昇と共に意識する様になるのは、錆に対するメインテンスの依頼を希望するロクマルからの声である。もし、僕が錆に対して無関心で放置的な姿勢をとるならば、このロクマルからの声を聞くことは出来ないであろう。理想的なのは直ぐに行動する事である。様々なエクスキューズを並べて作業を先延ばしにしてしまうとロクマルは声を発する事を止めてしまい互いの関係に亀裂が入ってしまう。全然関係ないと思われるかも知れないが、ランドクルーザーで何処に出かけても必ず家に帰って来る事が出来る。そういうストーリーというのは、意外と些細な日頃からの関係が積み重なって出来る事なんじゃないかと感じている。今週末はランドクルーザーの錆に向き合う予定である。