おおっ!レッドのヨンマル。
(((
郊外の静かな環境にあるTOYOTAの販売店の横を通り過ぎる一瞬、ショールームの隅に置かれた赤いランドクルーザー40を視線が捉えた。直にウインカーを出してTOYOTAの敷地内に入り駐車。
ランドクルーザー40レッド、後期型だな。
あまり時間が無いので、5分以内で...。
ショールームのガラスのドアを開けて中に入ると、3人の若いセールスマンが立ち話をしていて皆が振り向いて来た。
...ハイ!
...ハイ!
...ハーイ!
その内の一人が近づいて来たので、
Can I see FJ40?
FJ40を見せてもらえますか?
...???
フォーティ?
...なにそれ?
俺の発音が悪くて正確に意思が伝わらないのか、
それとも...まさか、ヨンマルを知らないのか?(汗)
指を指して、レッドランドクルーザーだ!
Oh! Ohー! Come Come!
意思が通じ快く案内された。
実に美しいですねぇ!
新車以上の仕上がりです。 /
ところで、何年型ですか?
May be ... ???
1979年じゃーないかなぁ、と僕が優しく答える。
アメリカでレストレーションされたヨンマルを見てきたが、
ここに展示されているこのFJ40の仕上がりはかなりの高得点である。
もともと錆の少ない車体をばらして、
希少なヨンマルの新しい部品を多数組み込んでいる。
下回りや細部も実に丁寧で、突っ込みが出来ない。
その感は、新車以上!
おそらく競売に出したら8万ドルの値が付くと観た。
...
...ショールームを出て思った。
おそらく、ヨンマルのみを観に来た客は初めてなのだろうな?
セールスマン達はヨンマルの事はあまり知らなかった。
クルマに対する嗜好も次元という概念が存在する、
同じクルマ好きでも、住む次元が異なるという事です。
そして僕は、新車に全く興味を示さない変な奴と思われたであろう。(笑)
非売品の展示車ですよねU+2048
もし、売るとしたら く6万ドル(600万円)は下らない値段だと思います。
しかし、オーナーは売らないでしょう。
なぜなら、この先まだ資産価値は上がる事はあっても落ちる事はないと考えられるからです。
トヨタのディーラーで働いている人達でさえこの40の価値を甘くみている様子です。