リカバリーリング (Recovery Ring) というのは聞きなれない名称であろう。これはリカバリーギアのプーリー(Pulley)同等の役目を果たす道具である。プーリーは重く丈夫なリカバリーグッズであるのに対してリカバリーリングは軽量のアルミ合金である。7PInternational によって開発されたこのギアは正確には Recovery Ring System と呼びリングそのものだけではなくて中心の穴にロープが通された状態で携帯する。
7P International とキャメルトロフィーのチームのコラボレーションでこのリカバリーリングシステムを活用しての大掛かりなデモンストレーションが展示された。用意されたのはキャメルトロフィーのディスカバリーです。そのウインチワークを応用します。
土を盛り上げて渓谷を演出し、左右に大きな3本の丸太を組んでやぐらを固定します。左右のやぐらの頂上からリカバリーリングを垂らしそこにウィンチロープを掛けて繋げてゆきます。結構大掛かりな仕掛けです。
プーリーとストライプでオートバイを吊るします。吊るされたのは HONDA CRF でした。普段オートバイを吊るす機会は殆んど無いかと思いますが2本のストラップが掛かっているバイク車体の位置を覚えておく事は将来役に立つ事があるかも知れません。これは深い川や渓谷をシュミレーションし、いかにオートバイを向こう側(岸)に渡すのか、という実技想定演習である。リカバリーリングシステムの紹介の為の仕掛けであるが、大衆の目の多くは吊るしてあるオートバイとディスカバリーに注がれているようでした。(汗)
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