ご存じの方も多いかと思いますが ちょっといい話
「コロナウイルス」が猛威を振るう中
日本から中国への「マスク」「手袋」「防護服」「体温計」などなど
救援物資の箱に「山川異域 風月同天」の文字が書かれ 話題になっています
山川異域 風月同天 『さんせん いきをことにすれども ふうげつ てんをおなじうす』
【山や川 生まれた土地は違うけれど 天空を吹く風や 月は同じ空の下つながっている】
この文には続きがあり 寄諸仏子 共結来縁
『これを ぶっしによす ともにらいえんを むすばん』
【この袈裟を僧に喜捨し、ともに来世での縁を結びましょう】
1000年以上昔 天武天皇の孫「長屋王」が中国へこの詩をを縫い付けた
袈裟を千枚贈ったところ 鑑真和上が日本への渡航を決意したそうな
しかし5回に渡り渡航に失敗 その間に失明もしてしまう・・・
6度目にようやく来日 すでに長屋王は亡くなっていた
鑑真は日本に仏教の様々な知識を伝え 唐招提寺の建立
悲田院を作り貧民救済など 仏の教えを広めました
この話を聞いたとき 鑑真もすごい僧だと知りましたが
救援物資に この詩を書いた人はすごい人だと思いました 感動
新型コロナウイルス 早く治まり 平穏な毎日が早く来るよう
祈るばかりです
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