ラセゾン ブログ

今も・・ケーキ屋さん!?

御巣鷹の尾根 慰霊登山

2015年08月15日 | 日記
この山に来るのに30年かかりました



30年前も暑い夏でした
東京のマンションで夕方テレビを見ていると
「長野県の佐久市に日航機が墜落」とテレビのテロップ
慌てて電話を実家にするが 繋がらない・・・
妻と1歳になったばかりの娘が帰省していたので
大変なことになったかと・・・

1時間ほどかけ続け やっと繋がると
「何の話なの?」と・・
「長野県の小海町に墜落」「川上村に墜落」
一晩中テレビにかじりついていました
翌日になり「群馬県の山中に」とわかり
情報の錯綜という現実を身を以て味わいました



ニュース ドキュメンタリーなどで事故のことは
細かく知らされています そのたびに
1度訪れて慰霊をしようと思っていましたが
30年目の夏のある日 夢の中に御巣鷹の姿が・・・
行かなくては!まるで山に
引き寄せられるような感覚に陥りました

今年は「節目」の年です 日航機30年
終戦から70年 阪神淡路 地下鉄サリン20年
福知山線脱線10年 高校野球100年
何よりも自分の「くも膜下出血」から丸1年

2015年8月14日(金)御巣鷹山へ


実家から約2時間半 御巣鷹の駐車場に着きました
満杯で路上駐車します
ここにプレハブのトイレがあります
登山の中間地点にもトイレがあります
途中に「慰霊用お水・ペットボトル」もあります



道に迷うことはありません



ポール ストック(杖)無料で使えます



登山者はカウンターを自分で押します
今日は3186人が訪れています
まだ来る方もいます4000人近くになるのでは!?



勾配は急です 汗もびっしょりかきます
記号のついた標識が現れ出します ご遺体ご遺品の
有った場所です 歩き出して約20分「スゲノ沢」にでます
4人の方が助け出された場所です 
ヘリで救助される少女の姿に日本中が胸を打たれました
今は立派な看護師になり人々を救っていると聞いています



それとは裏腹に亡くなった方々が
非常に多い場所でもあります
子供たちの慰霊のためか「風車」が沢山
秋の風に吹かれていました・・


駐車場からは1.8Kmゆっくり歩き1時間「昇魂之碑」につきます



綺麗な献花でいっぱいです お線香も絶えません



「空の安全を祈って」日航が設置した鎮魂の鐘です
山中に響くように鐘を何度も鳴らしました



2日前に「慰霊祭」があったので ご遺族の気持ちが書かれています
涙無しには読めません・・・・

遺品の家の横には亡くなった方々のお名前が刻まれています



520名の尊い命が失われました
最後の最後まで乗客を守ろうとした 高濱機長 クルー
客室乗務員 安らかにお眠り下さい
昨夜のテレビに高濱機長の娘さんが出ていました
父の意思を継ぎ「CA」になり乗客の安全 空の安全を
守っているとのこと・・「頑張って下さい!!」



慰霊登山をしてどうだったのか!?気は済んだのか!?
納得したのか!?原因は!?ボーイング社の修理ミス!!
責任は・・その代償はあまりに大きすぎた・・

強く感じたことは「救助隊・消防隊・警察など」多くの方々が
道も無い険しい山中を歩き 良くここまで来てくれたと言う気持ちです
あまりにも広範囲で・・良く生存者を見つけてくれたと感じます
感謝の気持ちでいっぱいです

「御巣鷹の尾根」安らかに!
また伺います
持ちきれないほどの花と
お線香を持って
合掌

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする