ラセゾン ブログ

今も・・ケーキ屋さん!?

ポンポコリン

2020年03月28日 | 日記

コロナウイルスのおかげで

数々のイベント お茶会 研究会 などなど

中止!順延! 東京では連日感染者40・・ 50・・・

近日中に爆発するのではないだろうか・・心配である

 

ラスクを作るときにバタールを薄くカットして乾かします

端は どうしてもロスになります

毎日持ち帰り 野鳥にあげています

専用のえさ台を作り バードウオッチング楽しんでいます

雀にあげようと始めたのですが・・・

ムクドリがやってきます・・団体で飛来するので うるさい!!

このところムクドリよりは ヒヨドリが多く来ます

 セキレイも来ます

えさ台よりは地面で走り回っています 人慣れしています

オナガドリは大きな鳥です 他の鳥が逃げてしまうほどです

メジロは小さな鳥で つがいでやってきます 可愛い!!

 

ところが全ての鳥が高い木の上に上がり「警戒鳴き」を始めます

時々猫がやってきて 獲物を狙いますがなかなか捕まりません

今日は「警戒鳴き」が異常に大きいと思ったら・・・

 ♂オス

何と「タヌキ」ポンポコリン それも2匹 つがいでしょう!!

♀メス

パンのかすをあさっています

タヌキって夜行性かと思いましたが 昼間も来るんですね

しっかり夜もやってきて パンかすを食べていきました

餌が無いのか? 人間が野生動物のすみかを侵しているのか?

賑やかな庭になりました

ポンポコリン ウオッチング楽しんでいます

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

筒井筒(つついづつ)

2020年03月21日 | 日記

さて お正月の初集いでビンゴゲームだけでは

つまらないと お茶に関する問題を作っていたところ

「筒井筒」に出会いました ご存じの方も多いとは思いますが・・・

 

太閤秀吉愛蔵の茶碗となった「筒井筒・つついづつ」

と言っても「筒茶碗」では無く 「井戸茶碗」です

割れてしまい 繕ってあります

 

ある日秀吉が客にお茶を振る舞おうと 小姓に運ばせたところ

誤って落として割ってしまいます  さあ大変です!

激怒した秀吉 手打ちにしようとしたところ

居合わせた客の一人「細川幽斎」(元総理大臣 日本新党の細川護熙の先祖)が

『筒井筒 五つに割れし井戸茶碗 咎をば我に負いにけらしな』

(筒井筒 五つに割れてしまいました井戸茶碗 おとがめは私が負いましょう)

「筒井つの井筒にかけし麻呂が丈 過ぎにけらしな妹見ざるまに」を

かけたものです とっさにこの歌を詠んだ幽斎 それを解した秀吉・・

掘り下げてみましょう

 

筒井の名は 伊勢物語二十三段で有名です(知らなかった・・)

筒井には幼なじみの男女がいます 二人は丸い井戸の回りで丈比べをしたり

水面を見たりして遊んでいました 歳を取るに従い意識して疎遠になりました

(竹久夢二 筒井筒)

ある時 男は女に歌を送ります

「筒井つの井筒にかけし麻呂が丈 過ぎにけらしな妹見ざる間に」

(井筒の縁に届かなかった私の背丈も あなたを見ない間に井筒を越してしまいましたよ)

女は返歌します

「比べこし ふりわけけ髪も肩過ぎぬ 君ならずして たれかあぐべき」

(貴方と比べていた おかっぱの髪も肩より伸びましたよ 貴方以外の誰が髪上げ出来るでしょう)

髪上げは嫁ぐこと 結婚することですね

こうして幼なじみの二人は結婚して幸せに暮らしました   

 

しかし 女の実家が父の死を機に没落してしまいます

すると男は難波の女のところへ通うようになってしまいます

ところが女は怒りもせず嫉妬もせず過ごしていました

不思議に思った男は ある日女を観察してみました

女は綺麗に化粧をし物思いにふけっています そして歌います

「風吹けば 沖つしら波たつた山 夜はにや君がひとり越ゆらむ」

(風が吹くと白波が立つ立田山を 夜中に貴方は一人で越えているのでしょうか

 私は心配しながら貴方を待って居るのですよ)

女の気持ちを知った男は女の元に帰ったのでした

 

男の浮気 女の嫉妬 でもこの女は怒ること無く男を心配します

そんな心の優しさが日本人に好まれたのでしょうか

女好きな秀吉も「日本の女性はかくあるべき」と思ったのでしょうか

伊勢物語「筒井筒」 機転の利く幽斎 理解した秀吉

面白い逸話かと思います

筒井筒は現在石川県金沢市の個人所有らしいのですが

展示もしているようです

是非 見たいものです

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

襖の張り替え

2020年03月08日 | 日記

本来ならば 今日は「利休忌」で長野

帰りに 「ながい」のウナギどんぶりを食べて

スタバのエスプレッソのトリプルを飲んでいる頃か・・・

新型コロナウイルスのせいでほとんどのイベントは中止 延期

おまけに今日は雨 することも無く

奥様から頼まれていた『襖の張り替え』に挑戦!

 

張り替えと言っても 古い紙を剥ぐのではなく

上に貼るだけです

  おそらく50~60歳の襖

シミや汚れ 穴も開いています

回りに「養生テープ」を貼ります

釘2本抜き 取っ手をはずして

 粘着ふすま紙

他に 水貼り用 のり貼り用が有りますが 一番簡単な粘着!値段は高い

剥離紙をまくり 

貼っていきます まず真ん中を貼り 両側の「しわ」を直しながら貼っていきます

端までしっかり押さえつけます ここが大事 専用工具は要りません 手で十分です

カッターの刃を新しくしてからカットします (換えないと きれいに切れない)

カットした紙は捨てますが 最後に残った紙は補修用に取っておくと良いでしょう

穴を開けて

釘2本打ち付け!

養生テープを剥ぎ (あまりに古い襖なので黒い塗料が少しはげてしましました)

 出来た

 桜柄です

作業工程 約2時間 経費約8000円 気分は春爛漫

 

さて 今日のお茶は「茶筅荘り」 塗りの水指ではありませんが まぁ良いでしょう

お濃茶を練って飲みましょう

明日も良い日でありますように

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投我以木瓜 報之以瓊瑶

2020年03月02日 | 日記

今回も ちょっといい話

日本からの救援物資に対し 中国の方から お返しが来ました

武蔵小杉の駅前で マスクを無料配布したそうである 数は1500枚ほど 

決して多くはありませんが そこには 投我以木瓜、報之以瓊瑶の文字

正確では無いと思いますが 読みは「我に投ずるに木瓜を以てす 之に報ゆるに瓊玉を以てす

意味は(あなたたちはわたしたちに木瓜を贈ってくれました、わたしたちはそのお返しに宝玉を贈ります)


詩は続きます 「匪報也 永以為好也」読みは「 報ゆるにあらざる也 永く以て好みを為さんとする也

意味は(単にお返しというにはとどまりません、これを機会に長いお付き合いをしたいと思うのです

三節 同じような詩が続きます

【投瓜得瓊】トウカトクケイ と言うようです

 

日本からの「山川異域 風月同天」に対し

中国からの「投我以木瓜 報之以瓊瑶

ちょっと いい話第2弾でした

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする