
私はお酒が飲めないせいか、もっぱらお菓子が好きです。
一番好きなのはチョコレートですが、おしょうゆのおかきも好きです。和洋どちらが?と問われると辛いものがあります。
そんな私は、よくスーパーで特売のお菓子を買います。
よく安売りになるのがお徳用パックのお菓子です。
それぞれ個包装のチョコやクッキーなどが入っている、あれです。
通常四百いくらのものが、一袋300円を切る298円、あるいは278円、時には二つで500円なんていうこともあります。
F家やGコやLテやM永やM治やNレなどのチョコやケーキやクッキー等などです。
それらのお菓子は個包装といってそれぞれプラの小袋に入っています。
ひとつずつ食べられるので、私のようないっときに一口あれば十分満足できる者には非常に重宝します。
毎日ポツポツ楽しめます。
さて、この小袋ですが、食べるときに開けやすいように切り口が用意されています。
三角に切り込みのあるものもあれば、単に「切り口」とか「OPEN」とかの文字が入っているだけなど、それぞれです。
しかしたいていどの商品にもついています。
ところがこの切り口の位置が問題です。
あるとき、F家のクッキーを食べようとして手に取りました。
写真のように、表側から見て上部の向かって右側に切り口の▲マークとOPENの文字があります。
私は左利きなので、本体を右手に持って、左手で端をつかんで開けるのが常です。そこで、このままでは切り口が逆サイドなので裏返して切ろうとしました。
すると、そこにも同じように、右側にマークと文字があります。
反射的に私はまた裏返しました。
当然といえば当然なのですが、やはりまたしても、右側に切り口のマークと文字があります。
気がつくまで三、四度あまりこれを繰り返していました。
お菓子を食べようというときに包装の開け方に注意を向ける人はいないものです。
ごくごく自然な動作でなんとなく習慣的に行っているものです。
そこで、こんなことになってしまいました。
もし横で見ている人がいたら、こいつなにやってるんや、と笑い者になっていたでしょう。
しかし、しかしです。これは笑えません。
本人の身になってください。
たとえば、同じように右側に切り口と印刷されているものでも、三角にカットされていたり、途中まで切れ目が入っているタイプですと、裏返せば切り口側の短片が左側に来ます。
こういうもので丁寧なものになると、裏側では左側に切り口と表示されている場合もあります。
これですと、左利きの私などは裏返して左側に短片を持ってきて、切り取ればいいのです。
しかし、先ほどのもののように裏も表も右側に切り口表示がされていると、気がつくまで反射的にぐるぐると商品を裏返し続けることになります。
右利きの人の開け方を標準として、表示されているわけです。
こんなところにも、右利き社会の一端が見えます。
左利きに対する配慮を要望するのは、行過ぎた行為でしょうか。
私は違うと思うのですが…。
どうかお菓子の切り口も、左右平等に取り扱ってください。
いえ、せめて片面表示だけにして欲しいものです。
念のために付け加えますが、現実には、経費節約のためか、あるいは私のような左利きに配慮したのか、片面表示のものも少なくありません。
エッ、そんな表示まったく気にせずに勝手に開けて食べてる、って。
なるほど、そういう人もいますよね…。
写真=向かって左:裏側、右:表側
右利きの人の開け方は、左手で本体を持ち、右手の親指と人差し指で端のほうをつまんで手前、もしくは向こう側に切り取る方法が一般的です。
※本稿は、ココログ版「レフティやすおのお茶でっせ」より転載して、テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
一番好きなのはチョコレートですが、おしょうゆのおかきも好きです。和洋どちらが?と問われると辛いものがあります。
そんな私は、よくスーパーで特売のお菓子を買います。
よく安売りになるのがお徳用パックのお菓子です。
それぞれ個包装のチョコやクッキーなどが入っている、あれです。
通常四百いくらのものが、一袋300円を切る298円、あるいは278円、時には二つで500円なんていうこともあります。
F家やGコやLテやM永やM治やNレなどのチョコやケーキやクッキー等などです。
それらのお菓子は個包装といってそれぞれプラの小袋に入っています。
ひとつずつ食べられるので、私のようないっときに一口あれば十分満足できる者には非常に重宝します。
毎日ポツポツ楽しめます。
さて、この小袋ですが、食べるときに開けやすいように切り口が用意されています。
三角に切り込みのあるものもあれば、単に「切り口」とか「OPEN」とかの文字が入っているだけなど、それぞれです。
しかしたいていどの商品にもついています。
ところがこの切り口の位置が問題です。
あるとき、F家のクッキーを食べようとして手に取りました。
写真のように、表側から見て上部の向かって右側に切り口の▲マークとOPENの文字があります。
私は左利きなので、本体を右手に持って、左手で端をつかんで開けるのが常です。そこで、このままでは切り口が逆サイドなので裏返して切ろうとしました。
すると、そこにも同じように、右側にマークと文字があります。
反射的に私はまた裏返しました。
当然といえば当然なのですが、やはりまたしても、右側に切り口のマークと文字があります。
気がつくまで三、四度あまりこれを繰り返していました。

お菓子を食べようというときに包装の開け方に注意を向ける人はいないものです。
ごくごく自然な動作でなんとなく習慣的に行っているものです。
そこで、こんなことになってしまいました。
もし横で見ている人がいたら、こいつなにやってるんや、と笑い者になっていたでしょう。
しかし、しかしです。これは笑えません。
本人の身になってください。
たとえば、同じように右側に切り口と印刷されているものでも、三角にカットされていたり、途中まで切れ目が入っているタイプですと、裏返せば切り口側の短片が左側に来ます。
こういうもので丁寧なものになると、裏側では左側に切り口と表示されている場合もあります。
これですと、左利きの私などは裏返して左側に短片を持ってきて、切り取ればいいのです。
しかし、先ほどのもののように裏も表も右側に切り口表示がされていると、気がつくまで反射的にぐるぐると商品を裏返し続けることになります。
右利きの人の開け方を標準として、表示されているわけです。
こんなところにも、右利き社会の一端が見えます。
左利きに対する配慮を要望するのは、行過ぎた行為でしょうか。
私は違うと思うのですが…。
どうかお菓子の切り口も、左右平等に取り扱ってください。
いえ、せめて片面表示だけにして欲しいものです。
念のために付け加えますが、現実には、経費節約のためか、あるいは私のような左利きに配慮したのか、片面表示のものも少なくありません。
エッ、そんな表示まったく気にせずに勝手に開けて食べてる、って。
なるほど、そういう人もいますよね…。


右利きの人の開け方は、左手で本体を持ち、右手の親指と人差し指で端のほうをつまんで手前、もしくは向こう側に切り取る方法が一般的です。
