「り・り・りん・・・」
「あれ? 何の音?」
今日、演奏に出かける前にプログラムのチェックのため
ライアーを弾いていたら、
ライアーの音色のすきまに、かそけき素敵な音色が。
回りをぐるりと見渡しても、音が出そうなものはない。
「この暑さでついに幻聴まで聞こえたかっ!」
そう思いながらまたライアーを弾き始めると、
「り・り・り・りん」
またさっきと同じ透き通った音色が。
この音色がまた再びライアーの音色のすき間に軽やかにに入ってきた。
なるほど、これだったか・・・
正体は、私が座っていた脇の本棚のところに置いていた
飲みさしのコップの中の氷たち。
数個の氷たちがわずかづつ溶けて
「り・り・りん」と、氷どうしがぶつかって
なんともさわやかな音色に・・・
夏のねいろだ。。。
涼しげで、ステキ・・・
あ~、幻聴でなくてよかった!