ドイツなどの欧米諸国と、日本でのライアーの広がり方は全く違います。
ドイツ(スイス)で初めて、1926年10月にライアーが製作されました。
その背景にあったのは、ルドルフ・シュタイナーの人智学。
そのシュタイナーの弟子のエドモンド・プラハトという人がライアーを考案して、ローター・ゲルトナーが実際にライアーを製作。
そのライアーは、障がいを持った子供たちの施設や、共同体でセラピーや教育のために主に使われていました。その後、音楽療法や、シュタイナー学校やシュタイナー幼稚園の中でも使われるようになりましたが、これらの施設はすべて、シュタイナーの人智学の思想に基づいたものでした。
つまりは・・・欧米では、シュタイナーの人智学に関わる人以外は「ライアー」という楽器を見たことも聞いたこともないのです。
最初のライアーができて今年で94年になりますが、そのことは今でもほとんど変わりません。
実際に、私がドイツにいた時に、知り合いのドイツ人のおばさんにライアーの事を言っても理解してもらえないので、「小さいハープ」と説明していました。
シュタイナーの人智学は欧米の国々ではでみんな知っているのか???
きっと名前は聞いたことがあるでしょうが、
実際に関りがある人たちの人数はそれほど多くはありません。思想的なことなので、デリケートな部分ではありますが・・・
そういうわけで、ライアーという楽器は欧米ではず~~~っとシュタイナーの人智学という思想の庇護の中で人智学に関りがある人の中で、少しずつ発展していきました。
欧米ではどういう人たちがライアーを弾いているのか?
ライアーを弾いている人たちのほとんどが、自分の関わる仕事の現場でライアーを使います。
つまり、障がいがある子供の施設で働いていたり、音楽療法士であったり、障がいのある子どもの学校の先生であったり・・・
そのほとんどが、教師もしくは、セラピストという立場でライアーを仕事に使っています。
趣味でライアーを弾いている人は、欧米にはほとんどいません。
<日本のグループ活動>
ライアーはまだまだ他の楽器に比べたらマイナーな楽器ですが、世界中でライアーを弾いている人口がダントツに多いのは日本です。それは、なぜでしょうか・・・?
日本では欧米のようにシュタイナーの人智学に関わる人やライアーを仕事で使用する人はごくごく少数で、大半は趣味で弾いています。
つまり、仕事として、ライアーに関わる人の人数と、趣味でライアーを弾いている人の人数が日本と欧米では真逆なのです。
マイナーな楽器ながらも、本家のドイツよりもはるかに多くの愛好家を持つのはなぜか?
いくつか考えられる要因があるのですが、そのうちの一つとして日本でのライアーの広がりが、グループ活動として出発したからだと思います。
日本でライアーを趣味で弾く人たちのグループ活動が盛んなのはどうしてかな~と思っていたところ、ある人が「それは、日本にはママさんコーラスの文化があるじゃない!」と言われ、ナルホド!と納得をしました。
グループで集まって何かをするのが好きというのは、農耕社会日本人のDNAに刻み込まれた集団本能なのでしょうか。
最初は、音楽の先生や幼稚園の先生、シュタイナー教育に興味のあるお母さんなど、ライアーに興味を持った人たちが集まり、東京にできたライアーの会にはどうやら、「千と千尋の神隠し」のエンディングテーマ「いつも何度でも」という曲でライアーを使って弾き語りをした、木村弓さんもいらした時期があったようです。
木村弓さんは1988年にライアーに出会い、ライアーグループなどに参加し、ドイツへライアーを習いに行ったりしています。その後オリジナルソングをライアーを伴奏楽器として歌うというスタイルを確立。
木村さんがライアーを弾き始めて3年後の1991年には「銀のしずく」というCDを制作しています。
「千と千尋の神隠し」の封切りは2001年だったので、もうすでにその時には木村弓さんは13年間ライアーを弾いてらしたのですね!
この木村弓さんの登場により、「グループ活動」としてのライアー演奏とはまた違う活動スタイルが日本で生まれることになりました。
ドイツ(スイス)で初めて、1926年10月にライアーが製作されました。
その背景にあったのは、ルドルフ・シュタイナーの人智学。
そのシュタイナーの弟子のエドモンド・プラハトという人がライアーを考案して、ローター・ゲルトナーが実際にライアーを製作。
そのライアーは、障がいを持った子供たちの施設や、共同体でセラピーや教育のために主に使われていました。その後、音楽療法や、シュタイナー学校やシュタイナー幼稚園の中でも使われるようになりましたが、これらの施設はすべて、シュタイナーの人智学の思想に基づいたものでした。
つまりは・・・欧米では、シュタイナーの人智学に関わる人以外は「ライアー」という楽器を見たことも聞いたこともないのです。
最初のライアーができて今年で94年になりますが、そのことは今でもほとんど変わりません。
実際に、私がドイツにいた時に、知り合いのドイツ人のおばさんにライアーの事を言っても理解してもらえないので、「小さいハープ」と説明していました。
シュタイナーの人智学は欧米の国々ではでみんな知っているのか???
きっと名前は聞いたことがあるでしょうが、
実際に関りがある人たちの人数はそれほど多くはありません。思想的なことなので、デリケートな部分ではありますが・・・
そういうわけで、ライアーという楽器は欧米ではず~~~っとシュタイナーの人智学という思想の庇護の中で人智学に関りがある人の中で、少しずつ発展していきました。
欧米ではどういう人たちがライアーを弾いているのか?
ライアーを弾いている人たちのほとんどが、自分の関わる仕事の現場でライアーを使います。
つまり、障がいがある子供の施設で働いていたり、音楽療法士であったり、障がいのある子どもの学校の先生であったり・・・
そのほとんどが、教師もしくは、セラピストという立場でライアーを仕事に使っています。
趣味でライアーを弾いている人は、欧米にはほとんどいません。
<日本のグループ活動>
ライアーはまだまだ他の楽器に比べたらマイナーな楽器ですが、世界中でライアーを弾いている人口がダントツに多いのは日本です。それは、なぜでしょうか・・・?
日本では欧米のようにシュタイナーの人智学に関わる人やライアーを仕事で使用する人はごくごく少数で、大半は趣味で弾いています。
つまり、仕事として、ライアーに関わる人の人数と、趣味でライアーを弾いている人の人数が日本と欧米では真逆なのです。
マイナーな楽器ながらも、本家のドイツよりもはるかに多くの愛好家を持つのはなぜか?
いくつか考えられる要因があるのですが、そのうちの一つとして日本でのライアーの広がりが、グループ活動として出発したからだと思います。
日本でライアーを趣味で弾く人たちのグループ活動が盛んなのはどうしてかな~と思っていたところ、ある人が「それは、日本にはママさんコーラスの文化があるじゃない!」と言われ、ナルホド!と納得をしました。
グループで集まって何かをするのが好きというのは、農耕社会日本人のDNAに刻み込まれた集団本能なのでしょうか。
最初は、音楽の先生や幼稚園の先生、シュタイナー教育に興味のあるお母さんなど、ライアーに興味を持った人たちが集まり、東京にできたライアーの会にはどうやら、「千と千尋の神隠し」のエンディングテーマ「いつも何度でも」という曲でライアーを使って弾き語りをした、木村弓さんもいらした時期があったようです。
木村弓さんは1988年にライアーに出会い、ライアーグループなどに参加し、ドイツへライアーを習いに行ったりしています。その後オリジナルソングをライアーを伴奏楽器として歌うというスタイルを確立。
木村さんがライアーを弾き始めて3年後の1991年には「銀のしずく」というCDを制作しています。
「千と千尋の神隠し」の封切りは2001年だったので、もうすでにその時には木村弓さんは13年間ライアーを弾いてらしたのですね!
この木村弓さんの登場により、「グループ活動」としてのライアー演奏とはまた違う活動スタイルが日本で生まれることになりました。