ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

こんどは尺八です

2013年08月08日 | おんがく日記
毎日暑い日が続いております。
「暑いな~、暑いな~」と思っていると
なんだか、疾風のように日々が過ぎ去り
ブログのほう、間が空いてしまいました~(汗)

余談ではありますが
最近とみに時間が過ぎるのが早く感じるのですが
これって、年齢のせいなんでしょうかね~・・・

閑話休題

つい先日のことですが
尺八奏者の原郷界山さんのお話&演奏を聴く機会がありました。

尺八で連想するのは・・・
ううむ、虚無僧、忍者(なんで?)、水墨画(イメージがね)

遠目に演奏を聞いたり、
テレビで見たことがあるものの
ほんのまじかで楽器を見たり、音色を聴いたのは
はじめてのことで興味津々でした。

なんでも、7世紀に雅楽の楽器として
中国から渡来してきたものの
その後、なぜか雅楽の楽器からは外され・・・

時を下ること、15世紀くらいに
修行僧がお経を読む代わりに尺八をふいて
托鉢していたらしいです。
精神修養の楽器になったんですね。

よく尺八は音を出すのが難しい楽器だということを聞きますが
原郷さんは「北風と太陽」のお話をたとえに出してくれました。
つまり・・・
音を出そう、出そうとして「俺が鳴らしてやる!」とやっきになると
なかなかいい音が出ない。
これつまり、北風ビュービュー状態

でも、謙虚な気持ちで「鳴ってください」って吹くと
すんなりいい音色が出るとのこと。
つまり太陽の光がやさしく旅人に降り注ぐ状態ですね。

このことはきっと楽器全般に言えることだな~と思いました。
ライアーも気負って「いい音出すけんね!」と思うと
体や指に力が入って、硬い音色になりますもん。

原郷さんの演奏もこれまた素晴らしく
日本人なのに、日本の楽器を知らなかったな~と
しみじみ、奥深い音色にうっとりした夏の夜でした。
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