ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

ライアー記念日 その5

2008年12月19日 | ライア-日記
ひとくちに10年といっても、過ぎてしまえばあっという間ですが、
よくよく考えたら、やはり・・・長い年月です・・・

もちろん、その時々のスランプや、音楽をやり始めたのが
おばさんになってからという大きなハンディもありで、
自分の音楽的な知識のなさ、音楽のセンスのなさで落ち込むこともありますが・・・

でも、ライアーを弾いているときの
どこからか押し寄せてくる 「しあわせ~♪」 な気持ちを味わいたくて、
私はまたライアーをケースから取り出します。

ドイツでお世話になった3人のライアーの先生には
本当にこころから感謝の気持ちがいっぱいで、
「ありがとうございます」
の言葉をではとてもこの気持ちはあらわすことができないくらいです。

ドイツから帰国して6年少しが経ちました。
極度の上がり症で、人前で何かをするなんて、
私の人生にはなかった、考えられなかったことですが・・・

珍しい楽器なので、「音色を聴かせて~」
        「ちょっと演奏してください~♪」
というお誘いに勇気をふりしぼり応じ、
緊張のあまり、指をブルブルふるわせながら
ライアーを演奏する機会を何度かいただくうちに・・・

だんだん、だんだん、ライアーをいろいろな所で演奏し、
いろいろな方々に聞いていただきたい、
いろいろな方にライアーの清らかな、透明な音色をお届けしたい・・・
そんな思いが次第に強くなり、
いつの間にかいろいろな場所で演奏する機会をいただけるようになりました。

「来年のさくらの咲くころにライアーの演奏会を企画したいのですが」
という、うれしいメールを昨日いただきました。

旅行をするのが大好きなので、日本全国いろいろな場所へライアーを抱えていき、
いろいろな方々にライアーの音色をお届けすることができるといいな~♪ 
というのが、私の今の夢です☆☆


        (連載はこれでおしまいですっ♪ ありがとうございました!)
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ライアー記念日 その4

2008年12月18日 | ライア-日記
2番目のライアーの先生、セシリアからは本当にたくさんのことを学びました。

たどたどしくも、
はじめてソロでオカロランの曲が弾けるようになったときの喜びときたら!
しどろもどろで、
はじめてサリーガーデンを弾き語りできるようになった時のときめきといったら!

少しずつライアーが弾けるようになるのがうれしくて
夜、子供たちを寝かしつけてから、ずっとライアーを弾いていました。
そう、じぶんのために・・・じぶん自身のために・・・

でも・・・
しばらくしてから、
何かとても大切なことを見落としているような気がしてならなくなり、
ライアー界の王道の先生にレッスンを受けたいと思い立ったのです。

そこでコロイの工房のおばさんから紹介してもらったのが
前回のブログに書いた、
「ライアー界伝説の女性」ローリング先生でした。

ライアーを弾いて、50年以上! 
当時79歳だったローリング先生はライアー界の重鎮で、
ライアー界の発展にいろいろと貢献し、たくさんの弟子を育てた方でした。

私は勇気をふりしぼり、もらった連絡先に電話して、ローリング先生と話をしました。

「あなた、どうしてライアー弾いてるの?」

「趣味なのです。私は趣味でライアーを弾いています」

この私の答えに、一瞬びっくりしたのが電話の奥から伝わってきました。
というのは、ドイツなどのヨーロッパ各地では
ライアーを弾く人は、シュタイナー学校関係者とか、
シュタイナー共同体の関係者とか、音楽療法士が主だったからです。
だから、私のように「趣味」でライアーを弾いているという人は
ドイツにはあまりいなかったのです。

それでもローリング先生は「一度会ってみましょう。」と言ってくださり・・・
私はライアー抱えて、車で往復160キロ運転して、先生に会いに行きました。
そして、そして、レッスンを受けることを許してもらったのです。

50年ライアー歴のある先生がライアーを弾く姿は、
まるでライアーと一体になっているよう・・・とっても神々しくて・・・
その指先から紡ぎだされる音色は深い深い響きで
1音、1音にまるで翼がはえたように、その音色が解き放たれた空間に広がっていく。

「これだ・・・この音色だ・・・」

ローリング先生のもとで一音・一音ライアーの音をていねいに弾くという、
初心に立ち返ることができました。

思慮深い、いつも穏やかな、でもお茶目で、かわいらしいローリング先生のもとに
通うのは本当に当時の私のよろこびでした。
何よりも、ライアーとともに
素敵な先生と同じ時間を共有することができるのがうれしかったのです。

84歳になるローリング先生は、
今でもまだライアーのレッスンを続けていらっしゃいます。ブラボー!
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ライアー記念日 その3

2008年12月17日 | ライア-日記
(写真は今愛用中のオーストラリアの工房で作られたしずく型ライアー)

私はドイツで3人のライアーの先生にお世話になりました。

最初にライアーの手ほどきをしてくれた、バートッシュ先生。
彼女は私と同じ年で、音楽療法士でした。
やわらかい、あたたかい女性で、
初めてライアーを持つ私をやさしく道案内してくれたのです。

バートッシュ先生からは、クラッシックのことをいろいろと教えてもらいました。
バッハ、モーツアルト、シューベルト、などなど、
それまでの私にとってはまったく未知の新鮮な世界でした・・・

ただ、1年半をすぎたころから、だんだん物足りなさを感じるように・・・
レッスンの形式は、私が主旋律を弾いて、
先生が伴奏を付けてくれるというパターンでしたが。
主旋律ばかり弾くというのも、だんだん、飽きてくるのです。。。

「う~ん、これからどうしたらいいのかな~・・・」
と思っていた頃に、2番目の先生に巡り合いました。

セシリア先生はイギリス人で
ドイツのシュタイナー学校の音楽の先生をしていた女性でした。

今までのバートッシュ先生のレッスンは家の近くであったので、
通うのに楽だったのですが、
セシリア先生の自宅は、当時の私の家から65キロ離れていました。
往復で130キロ・・・意気揚々と、高速道路を車でぶっ飛ばして通うことに。

セシリア先生から、「あなたは何が習いたい?」との質問を受けて、
「ソロで弾けるようになりたいのです。
  それから歌の弾き語りもできるようになりたいです。。。」と伝えました。

この先生から得たものは本当に計り知れなく、たくさん、たくさんのことを学びました。
私の今のテクニックの基礎の部分を作ってもらったわけです。
そして・・・そして・・・
アイルランドや、ケルト音楽のことにとっても詳しい人でした。
私の敬愛する、オカロランの曲もいっぱい教えてもらったのです。

セシリア先生の所へしばらく通い、
ソロで演奏するテクニックや、いろいろな曲を学ぶことができたものの
私は漠然と、「何か、大切なことを見落としている・・・」
という気がしてなりませんでした。

コロイの工房に楽譜を見に行ったついでに、
工房にいる顔なじみになったドイツ人のおばさんに
「ライアーの先生を探しているんですが・・・」と伝えると、
「ライアー界の伝説の女性がいるわよ!」とウィンクしながら
その伝説の女性の連絡先を紙に書いてくれました。

その伝説の女性が3人目のライアーの先生、ローリング先生でした。
                           (つづく・・・)
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ライアー記念日 その2

2008年12月16日 | ライア-日記
(写真は私の2台目のライアー。とねりこのザーレムライアー)

人生に「もしも、あのときに○○だったら・・・」ということはないわけで。
だって、時間は前に向かって流れているので、
過去に戻って、その過去を変えることなんてできないからです。

でも・・・
「もしも、あの頃にライアーに出会っていなかったら・・・」そう考えると
ライアーに出会えた「今」がうれしくて、いとおしくてたまらなくなります。

過ぎ去った過去をふりかえる事はあまり好きではありません。
・・・が・・・

いろいろなことが起こって、私はずっと長いこと、
どうやって自分の人生を生きたらよいのかを見失っていました。
それは、真っ暗な出口のないトンネルを、
二人の幼い子供の手を引いてさまよい歩いている・・・
・・・そういう気持ちでした。

いったい、いつまでこの真暗なトンネルが続くんだろう・・・
いったいいつまで、私はこんな気持のまま生きていくんだろう・・・
毎日泣いてばかりいました。

そんなときに、まるで神様からのおくりもののように
ライアーが私の手元へやってきてくれたのです。

清らかな、透明なその響きは
暗闇の中にいた私に一筋の光を投げかけてくれました。

そのひかりは、だんだんと輝きを増して
そして、だんだんと力強くなり
今では私の足元をしっかりと照らしてくれる
スポットライトになってくれました。

ライアーが私の手元へやってきてくれて10年。。。
今はただただ、ありがとうの感謝の気持ちでいっぱいです。

ライアーが照らしてくれる明かりのおかげで
今はとってもしあわせだから。
そして、何よりもライアーを弾いているときが一番しあわせだから。

10年目のきょう、
初代のコロイライアー、2代目ライアー、そして今のしずく型ライアーを
たくさん、たくさん弾きました。

たくさん、たくさんのきれいな音色を
澄み渡った冬の空へと飛ばしていきました。
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今日はライアー記念日☆(その1)

2008年12月15日 | ライア-日記
(写真は私の初代ライアーのコロイの大型ソプラノ35弦です)

今日、12月15日は10年目の「ライアー記念日」です。
私にとっては、なんだか、とっても大きな節目で
気持ちは「10回目のアニバーサリーっ!!!」です。
ぱちぱちぱち~♪

当時、ドイツのデュッセルドルフというところで暮らしていました。
10年前のちょうど今日
小雪がちらつく寒い中、くるまでアウトーバーンをぶっ飛ばして
コロイの工房にライアーを買いに行ったのです。

ライアーを初めて見たのは、
当時まだ小さかった息子の通ってたシュタイナー幼稚園で。
その透明な、ひかり輝く音色とかわいい形に一撃されてしまった私は
「このライアーという楽器が弾きたい・・・」

でもどうやって? 私にできる?
弦楽器なんて触ったこともないよ。
音楽という世界は私の中には今までなかったよ。
楽器お高そうよ。
先生はいるの? どうやって見つけるの?

いろいろな思いが頭の中を交錯するけど、
「ライアーがほしい・・・弾いてみたい」

思いはつのり、その思いがどこかへ通じたのか
1人目のドイツ人のライアーの先生と
不思議な偶然が重なり、知り合うことができたのです。

その先生の
「最初は楽器をいきなり買わなくてもいいのよ。
  ほら、シュタイナー幼稚園の先生に借りればいいじゃない・・・」
というアドバイスを押し切って、
「思い立ったが吉日!」的な私は
マイライアーが欲しくて、いてもたってもいられず
車に乗って往復150キロの道のりのコロイの工房へ
ライアーを買いに出かけたのが、1998年12月15日でした♪

今日はケーキを買ってこよう。
                       (つづく・・・)
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満月ふたたび・・・

2008年12月12日 | 演奏のあとさき


ふたたび満月の夜です。

今夜のライアーの演奏会の後、
凛とした光を投げかける満月をながめて歩きながら
 「ひとり反省会」

今日もいろいろ反省点はありつつも、
無事に演奏がおわり、そして、お客さまに喜んでいただけて感謝です。。。

演奏の後にCDを買っていただいたおばさまが
「このCD、トーク入っているの?」と、質問なさる。

えっ? とーく???
あのですね~、私、漫談の綾小路きみまろさんじゃないですからっ・・・
とは言いませんでしたが、なんだかうれしかったです。

ライアーはピアノやバイオリンなどのクラシックの迫力のある楽器ではないので
演奏の合間のおしゃべりも、重要な部分なのです。

明日・あさってと演奏続きですが、
いろいろな所へ行けるのは、まるで社会見学のようで・・・
明日は、子供たちの前での演奏。 わくわくします♪
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ひとしずくを集めて・・・

2008年12月10日 | ことばの葉っぱに乗せて・・・

美しいものに出会うと
一生懸命ながめて、その美しさの奥の奥のひとしずくを
手のひらにもらう。

ひとしずく、ひとしずく、手のひらに集めていく
空の青色、満月の光、しゃぼん玉の虹色・・・

そのひとしずくたちが集まって、
私の指さきから
きらきら光る美しい音色が紡ぎだされますようにと、祈りをこめて・・・
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おかえりなさい!

2008年12月09日 | 日々思うこと・・・
携帯電話を、まったくの不注意で壊してしまったことは、
11月22日のブログに書きましたが・・・

その後、修理に出したのですが、その間「代用機」ということで、
まったく違う機種のまっくろな無機質な感じの、
ビジネスマンが持ちそうな携帯を貸与されました。

「そ・そんな~・・・」

まっくろいビジネスマンふうの携帯を持ったまま固まる私。
だって、全然機種が違うから、どうやって使ったらいいのさっ!
機械に弱いんですよね。。。

漢字の変換の仕方が、どうにもこうにも最初わからなくて、
目上の方へのメールなのに、
「オールひらがな」のまるで幼稚園の子が書いたような文章を送るはめに・・・
とほほほ・・・

きのう、やっとやっと修理が終わって、2週間ぶりに
愛用のラブリーなピンク色の携帯が戻ってきました。

「おかえり~っ、待ってたのよ~♪」

今後決して、水にぬれた手では、携帯を触らないようにするっ!
というのが、今回の教訓でしたとさ。
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朗読とライアーのクリスマス・・・

2008年12月07日 | 演奏のあとさき


今日、二子玉川のスタジオ「懐」で詩人で朗読家の醍醐千里さんと
クリスマスコンサートをさせていただきました。
(醍醐千里さんとのことは、11月20日のブログに書きました~♪)
 http://blog.goo.ne.jp/leier-tomoko/e/60f9f4eb49d0daf61b7b4288f0086548

スタジオ「懐」は長年、巨人軍の一軍のトレーナをなさっていた
斉藤光久先生がご自身の治療院の中に作られた、本当に素敵なスタジオです。

このスタジオで、各季節ごとに心のこもったサロンコンサートを
小林まゆみさんのプロデュースで開催なさっています。
毎回、すばらしい方々が演奏なさるこのスペースで演奏させていただき、
本当に光栄なことでした・・・

第一部は私のライアー演奏を聴いていただき、
第二部で詩と、クリスマスの物語の朗読の中で、
醍醐さんの素敵な声に、ライアーの音色を乗せました。

醍醐さんの声は本当に深くて、素晴らしく
倍音がいっぱい入っているので、
絹のような繊細な声の層が幾重にもかさなっているように聞こえるのです。

その声が紡ぎだす彼女の詩の世界に
お客さまのこころがぐ~っと入り込んで
耳を澄まして、こころを澄ましているのが手に取るようにわかり・・・
そのお客さまの気持ちがだんだんと中央に集まってきて、
ステージと、お客さまの間の空間に
おおきな、おおきなしゃぼん玉のように浮かんでいるような気がしました。

私はその大きなしゃぼん玉の中へとライアーで音色を飛ばしていきました。
それは、それは、幸せなひと時・・・

今日いらしてくださったお客さま、本当にありがとうございました。
そして、斉藤先生、小林さん、お世話になりました。
心から感謝申し上げます☆☆

醍醐さんとの朗読とのコラボはもっともっと
いろいろなところでやっていけるといいな~♪
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府中でのディナーコンサートのお知らせ♪

2008年12月06日 | ライア-演奏予定


連日の演奏情報なのですが・・・

府中市の「アビリティーズ」というところで、
ディナーコンサートを企画していただきました。
おいしいお食事をいただきながら、ライアーの音色をお楽しみいただけます。

*♪* *♪* *♪* *♪* *♪*

日時: 12月12日(金) 午後6時~8時
場所: アビリティーズセンター レストラン
    府中市西府町3-32-8 電話:042-352-8777
   HP http://www.abilities.jp/

参加費:4000円 (スペシャルディナー付き) 要予約です。

オードブル:牛肉のカルパッチョと帆立て貝のクリームソース
メイン: 豚ひれクリーム・マッシュルームチーズ焼き
パン・デザート・コーヒー 
 
45分間のライアー演奏を予定しています。
時節柄、いろいろな国のクリスマスキャロルを演奏したり、
弾き語りをして、クリスマス気分を盛り上げたいな・・・と思っています。

ご来場をこころよりお待ち申し上げます☆☆
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