DANCIN`HEART

あなただけが 私の恋人♪
 思い出して あの浜辺を♪
ふと見交わす あなたの瞳に 
赤い太陽が 満ちあふれて♪ 

大原三千院

2010年12月19日 | 旅行

 歴史と文学の舞台となった古刹を訪ねました。

都での政争に敗れ、世をはかなみ失意のうちにこの地に移り住んだ人々がいました。

この世に極楽浄土の世界を描いた三千院、

平家滅亡の悲劇を生き残った建礼門院徳子が隠棲した寂光院など

哀調奏でる大原の里は、傷つき疲れた心を癒すやさしさに満ちているようです。

寂光院は、三千院とは真逆の方向だったので、三千院だけを歩きました。

いまでこそ、門前にはお店が並び観光客の人で賑やかですが、

都遠く離れた大原の里は、なんと寂しいところだったのでしょうね。

三千院に向かう途中に、見かけた水車のある家で

お手紙を書いている人たちの姿が・・・。

ここで書いた手紙をポストに入れると、三千院のスタンプが押されるそうです。

現地の記念切手が売られていました

三千院の門前前に並ぶ食事処やお土産品店

入り口

歴代の天台座主を輩出した名刹三千院は

延暦年間(782~806)に最澄が比叡山東塔に建立した堂宇を起源とする

天台宗五箇室門跡のひとつ。

優雅な自然と豊かな文化が残る京の隠れ里大原。

四季折々の美しい景色に、心が癒されるようです。

 

 

紅葉のうつくしい庭園

季節を映す二つの庭園がきれいです。

井上靖が「東洋の宝石箱」と評した瑠璃光庭。

一面の苔と杉木立を配した庭園に往生極楽院が建ち、

平安貴族が求めた極楽浄土の世界を現出させています。