衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

阿漕なボブ復活

2013-05-06 21:05:21 | 

混合ワクチン接種後に左目が腫れたボブ。

アレルギーかと心配したが、その後は顔全体に腫れが広がることもなく、今朝は腫れが少し引いていた。さっそく獣医へ連絡、このまま様子見で大丈夫そうであると、状況を伝えた。

昼頃にはすっかりと元気を取り戻し、御主人サマがロックし忘れたキッチンへ侵入。玉ねぎ入りのポテトサラダをたんまりと食べてしまった。

午前の運動散歩時には、木の枝を拾い食い、またしても叱られている。


枝を噛み砕き、ヨダレ溢れるボブ


一方、ヴァレンシアは昨日と変わらずとても元気。



嬉しそうな顔をしていると思ったら...


またもや自分の身体への匂い付け行為が始まった。













気を取り直し、場所を変えて...








その後、帰路にヴァレンシアが鳥を発見。



ボブと一緒にぬき足さし足状態に。




帰宅後は仲良くテラスでお昼寝な、GW最終日となりました。



コメント (9)
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葉山の里山散策顛末記

2013-05-06 12:17:55 | 
まずはじめに、このコースは現在、猪二頭目撃情報があります。葉山上山口周辺の里山へ行かれる際はご注意ください。


ボブ達の混合ワクチン接種予定日であった、天気の良いGWのある日。獣医へ行く前に、以前から散策してみたいと思っていた、葉山町上山口というところにある里山へと向かった。

その里山から続く山道は、いくつかの峠を越え、横須賀市の田浦梅林へと抜けるハイキングコースになっていると、以前、葉山町の教員に聞いたことがあった。

里山へ足を踏み出すとすぐそこには、田んぼと畑の合間にいくつかの小さな池があり、小さな沢も流れている。民家などは無い、とても静かな場所。秋から春にかけては、犬散歩にも最適なところではないかと思っていた。


当日、早めに家を出て、診察予約時間の2時間前に上山口小学校辺りへ到着。近くの空き地に車を止めた。歩き出して間もなく、家が途切れたところでいくつかの田んぼが見えてくる。

タイムスリップしたような、誰一人いない里山のふもとの心地よい景色。カエルの大合唱とガビチョウや鶯の囀りだけが聞こえてくる。




手描きで「畑のあぜ道立入禁止」や「水生生物保護中」、そして「順路」の看板が要所に立てられていた。貯水池か自然に出来た小さな池のようなものが複数有り、この辺りにも蛍が生息している様子。






「順路」の指示通りに歩いていくと、間もなく分岐がある。道幅の広い左手方向へと進んだ。右方向を少し覗くと、奥はやぶに囲まれており、道では無い様子。


分岐の辺りにあるソーラー機器


そのまましばらく歩くと、畑作業中らしい農家の男性が二人、奥の方から歩いてきた。念のために、道を訪ねてみた。

すると...


「あんた、この先は藪だよ。行けないことはない。だけどそっちの山でイノシシが二頭出たばかりだ。作物を荒らしよった。」

えっ~!!道を間違えた?イノシシ出没???


道は間違えようのない一本道だった。しかも三浦半島にイノシシが生息しているという驚き。しかし目撃情報であれば事実であるに違いない。


さらに一人のご老人はこう言った。

「その犬は猟犬だな。もしイノシシ出たらやっつけてもらうがいい。おらたちも退治してくれるなら有難いけどな。気ぃつけてな。」


へ???

ヴァレンシアもボブも鳥猟犬類だと伝えたところで仕方なし。黙って首だけ振っておいた。


田浦梅林へ抜けるコースは、もう少し手前の、分岐を入っていくのだそう。ちゃんとした道であるからすぐ判るということだった。頭の中にはハテナが残っていたがすぐに折り返し、車を止めた辺りの舗装された道の分岐を反対側へと進んだ。


すると間もなくお寺があり、すぐ脇の舗装された道が山へと続いているのが見えた。そちらへ進み、お寺とお墓の間の舗装道をどんどん上がっていった。



墓地は山の斜面に延々と続いている。高度が上がるにつれ、正面には県道や湘南国際村がある山、そして葉山カントリークラブが見えてきた。



ここまで上がってきても、すぐ脇はお墓。



間もなく墓地を抜けると思う場所まで来た。しかしこの先には最後のお墓が建っていた。なんと道もここで行き止まり。


なんてこと!

そう、そこはただ、お寺の敷地であっただけなのだ。


元の道まで戻ると、先ほどの農家らしき方が一人、田んぼの方角から自転車で走ってきた。道を間違えたと伝えると、すぐそこだからと案内してくれるとのこと。葉山のお百姓さんはとても親切である。



なんと!案内してもらったところは、ソーラー機器のあったあの場所。分岐はよく見なければ、山の上まで続く道であるとは気付かないほど、とても細い道だった。しかしそれはたしかに、あぜ道よりはちゃんとしている...とは思えぬ。(*_*;



お礼を伝え、そのちゃんとした道を進むとすぐ、樹木に囲まれた鬱蒼とした世界が広がっていた。



確かに、イノシシが出てもおかしくないこの雰囲気。



途中で、入口の分岐よりも遥かに判りやすい、広い道幅での分岐有り。しかし右側は沢となり、すぐに行き止まり。左側の登る道を進む。



山道は粘土質、凹凸激しくガタガタで滑りやすい。固い粘土の上を歩くような感じで、ワンズの足には優しいかもしれない。



右手は沢であるためカエルが煩い。左手は竹林であるが奈落の底のような崖。高度が上がるにつれ、滑りやすいであろう下り道のことが心配になってくる。



それにもしイノシシが襲ってきたら...

イノシシが出没するという話は冗談ではないため、常に緊張感を持って歩いた。万が一出没した際、私の心理的なショックが最小限となるよう、昔のジャッキーチェーンのイメージを抱きつつ、両手を拳、時々腕をエルボー型で肘を引き、気合を入れておいた。

しかもイノシシは二頭だということを忘れ、お尻を蹴って、左の崖下に突き落としてやろうとか、叩くための太い木の棒を拾っておこうとかイメージ作りをしたりした。(笑)



間もなく、道が明るくなってきた。この里山の頂上だろうか。



突然開けたと思ったら、東電の鉄塔がむき出しで建っていた。



ここまで1時間。




衣笠山でも見られる野草が群生


鉄塔の少し先まで歩いてみた。



この先も同じような道が続いているため、引き返すことに。



この急峻で凹凸な道を、嬉しそうに興奮している二頭と共に下るのはかなり辛い。



引っ張られて滑らぬよう「ヒール」の声掛けしながら下ったのと、猪鉢合わせの際のイメージ作りのため、大量に汗をかいた。



ようやく分岐に出た。



しばし休憩。水を飲ませついでに、この田園風景を楽しむ。



カエルを捕えようと、田んぼへ頭を突っ込み、遊び始めたヴァレンシア



これから予防接種。泥まみれになったら困るのよ。


迷った時間を入れて1時間半。このコースは緊張感も手伝い、ヘトヘトとなった。ちょうど、獣医へ向かうのに良い時間となったため、上山口の里山をあとにした。
コメント (2)
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