旅してマドモアゼル

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バリ・ウブドへの旅 2日目(番外編)

2005-09-07 | 海外旅行記(2001~2005年)
あれ?2日目の話は終わったのでは…?
というわけで、この話をすっかり忘れてました。別に2日目Part4でもよかったのですが、あえて番外編にしてみました。(あえてすることでもないですが)
さて。2日目の夕方。つまり水曜日の夕方ですが、ホテルのショップの中庭でバリニーズダンスの催しものがありました。
毎週水曜日、午後6時から7時まで、サヤン村の村人たちによる演奏と踊りが、ここフォーシーズンズで行われています。観劇料はもちろん無料です。
この日の催しものは、クトゥ地区(バンジャール・クトゥ)のスカールスマールプグリンガンの楽団(ゴング)による演奏と踊りです。
バリの村における楽団の役割は、年中行われる寺院での祭りごとでの演奏ですが、観光客向けのイベントや演奏会なども、いろいろな場所で行われています。
サヤン村には、8つのバンジャールがあって、そのうち2つのバンジャールが正式な楽団を持っています。クトゥはその1つ。


楽団は主にパーカッション系。
一見、演奏は簡単そうに見えるんですが、ちゃんとした楽譜があるわけではないし、勝手に叩けばいいっていうものでもないんだろうなあと思います。
シンプルな楽器なので、音合わせは必要ないようですが、演奏そのものは、お互いの楽器の音色を聞きながら、微妙な強弱をつけたり、速さを変化させたりと、複雑そうな感じです。


最初の踊りは「Gabor」ガボールという歓迎の舞。
4人の若い女性たちが花を撒きながら舞い踊る、通常、神々を迎える舞とされています。
みんな、細くて顔がちっちゃい!そして可愛い!果たして何歳なんだろう…と思います。


次の踊りは「Cendrawasih」チェンドラワシという、天の鳥を表現した女性二人の踊り。
衣裳のゴールドのピラピラしたものが、鳥の羽を表しているようです。
この頃から夕暮れがぐっと迫ってきました。


3番目は「Taruna Jaya」タルナジャヤという男性の踊り。
若者が徐々に大人になっていく過程を表現した踊りということで、柔らかく繊細な感じの女性の踊りと違って、ダイナミックな踊りが見られます。


最後の踊りは「Legon Keraton」レゴンクラトンという、女性の代表的な踊りです。
この踊りは18世紀頃に作られた宮廷舞踊で、3人の踊り子が、2人は王女、一人は侍女という設定で踊ります。
今までの踊りと比較してもストーリー性があるので、観ていて面白い踊りです。
なかなか見ごたえがありました。階段上になった芝の上に腰掛け、夕闇迫る自然を背景に観るバリ舞踊は、バリに来たんだなぁということを改めて実感させてくれます。
…鑑賞前の虫除け対策は必須ですが。

じつは金曜日の夜に「Tirta Sari」の公演を観に行こうか予定していたのですが、バリ舞踊を見たのは初めての2人。このホテルの無料公演だけで満足してしまいました。
ティルタ・サリは海外(日本も)での公演も行うほどのプロ中のプロなので、全然比較の対象にはならないのでしょうが……ま、ティルタ・サリもまた次回のお楽しみということですね。