しがないハナシ。

日常で感じたことを、ぽつぽつと更新中。

ダショー西岡

2010-09-12 22:16:38 | 旅行
今日の徳島新聞の一面は、
みちびき打ち上げ成功と、
先日発足した徳島ブータン友好協会の紹介をかねて、
ブータンと最もゆかりの深い日本人、
西岡京治さんについてのコラム。

西岡さんは、JAICAの職員として28年間ブータンの農業指導にあたった方で、
一方的になりがちなODAの中で、
理想的な形で支援に成功した例として挙げられます。
地元密着型とでも言いましょうかね。

私、かなり昔にこの方のドキュメンタリーを見たことを
ずっと覚えていて、昨年旅行という形ですが行動に移したのです。

大変苦労されたそうでしたが、その功績を国から認められ、
外国人として初めて、そして唯一のダショーという位を授けられたのです。
現地で亡くなったときは、ブータンの国葬が執り行われ荼毘にふされました。

このブータン政府の対応と、
何故西岡氏が28年もかの地で事業をこなしたのか、
とても興味を持ったことを覚えています。

ブータン政府の対応といえば、もう一つ。
昭和天皇の大喪の礼の際、
第4代国王は、弔問外交を行わず、
大喪の礼に出席して帰国されました。
そのときのコメントが
「日本国天皇への弔意を示しに来たのであって、
 日本に金を無心しに来たのではありません」
政治的には、どうかと思うのですが、
こんな人がトップの国は、どんなだろう?と。

前国王、素敵すぎます。
GNHもこの人が提唱したと思いますが。
そして、2006年の歴史的な世代交代。

国民は伝統的な民族衣装に身を包みながら、
携帯電話を持ち、英語をしゃべります。
この国おもしろい!

あー、ブータン行きたい!!


「ねぇ、写真撮ってよ」と寄ってきた少年。

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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
とっさに (ツモリの水玉)
2010-09-13 01:07:00
新聞みて真っ先にナナナシどのを思い出しました。
ドキュメントが遥かな旅路に繋がるのがすごいです
関係ないですが、ワタシは紙粘土クラブでした。ああいうぬちゃぬちゃしたものをこねこねするのって好きです。
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身の丈にあった開発を (はまり)
2010-09-13 12:46:53
>ナナナシさん
こんなに偉大な方がいるとは知りませんでした。ナナナシさんがなぜブータンを訪れたのか納得です。
ご本人の業績も偉大ですが、それを支えた奥さまはじめご家族もすごいなと思います。

コラムの中にあった「身の丈にあった開発」にドキっとしました。今の科学技術は人間の範疇をちょーーーっとばかり超えるような気がするので。
でも宇宙開発とかも夢があって好きなのよね

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光栄です (ナナナシ)
2010-09-13 23:32:57
>ツモリの水玉
思い出していただけて光栄です。笑
なんともドストライクな一面でした~
旅のきっかけは日常に!

>はまり
15年くらい昔にみたTVだけど、とっても印象に残っているよ。

科学技術は、使い方を間違えると恐ろしいね。
やはり道徳や倫理的な教育は必要なのです。
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