アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

Brown Roach Quartet(Study in Brown)

2015年11月20日 23時53分31秒 | ジャズ






今宵の一枚はBrown Roach QuartetのStudy in Brown。録音は1955年2月24日、レーベルはMercury。あまりにも有名なアルバムだし、大好きなClifford BrownとMax Roach。拙者にとってはこの二人は別格の存在である。もともとMax Roachのdrumsを真近で見て、感じて衝撃を受けレコードを集め始め、遡る形でBrown&Roach quartetに辿り着いたのだ。Cliffordこそまさに天才で奔放なサウンドはただただ聞き惚れるしかない。一点の淀みもなく溢れるフレーズ、突き抜け、天にも届くサウンドと圧倒的な存在感。Cliffordを知ってしまうと、Milesすら翳んでしまう。

特筆すべきはHarold Land。Cliffordに負けじと素晴らしいPlay。二人の掛け合いはJazz史上に残る名演である。まあ、Quartet全員の水準が高過ぎる。Richie PowellのPianoも非の出るような勢いで、タッチの強靭さに驚かされる。George Morrowのbassはとにかく分厚い。壁のような音の塊。

オーディオ的にもこのアルバムは素晴らしい。モノーラルだがまったく気にならない。一音一音鮮明で、楽器の粒立ちが明確。CDも持っているが迫力の違いに戸惑うばかり。不思議だ。


side A

1.Cherokee

2. Jacqui

3. Swingin'

4. Lands End


side B

5. George's Dilemma

6. Sandu

7. Gerkin For Perkin

8. If I Love Again

9. Take The A Train

(personnel)

Clifford Brown(tp)

Max Roach(drums)

Harold Land(ts)

George Morrow(Bass)

Richie Powell(piano)