さて、女性陣行こうか(w
おそらく、歴群でもっとも女子が出るであろう智本作品。
毎回、主人公周りの人間をチョイスして出してます。
逆に考えれば『関ヶ原群雄伝』の楠木と三好の娘以外、とくに意外なチョイスはない気もしますが・・・
さて、今回は千姫と淀の方、そして五郎八姫。
豊臣秀頼の正室・千姫ですが・・・もう、秀頼との関係は今更、
自分が書くこと無いほどに小説、ドラマ、舞台等々で、出尽くすくらい取り上げられてますが。
逆に大阪の陣を扱った作品で、千姫がまったく出て来ない、出て来ても空気な作品を知らない(w
あと、単純に徳川方につく話も、ちょっと心当たりない・・・
史実のこの両者は仲睦まじかったという話から、疎遠まで諸説はあるわけですが、
歴群の場合、多くの場合が純粋に秀頼を慕って苦悩する・・・ということ多いです。
今作の場合、従来の大阪の陣ものよりも下の年齢(15歳)ってこともあり、
「天真爛漫 純粋無垢」な千姫ということにして見ました。
「ほわーとしていて、頭弱そうな・・・」と突っ込み入ったが、さておき、、、
忠輝との関係は某有名作でもありましたが、
これは担当A田氏が「忠輝のキャラ付けをもうちょっと・・・たとえば、千姫へのシスコン属性強めるとか!」
と言ったことに起因してます。
・・・なんか、歴史作家らしくない打ち合わせしてないだろか(汗
後悔をひとつ・・・1巻序章にて、千姫に懐中時計を持たせ忘れたことですね。
今でもやや後悔(w
なお、「当時に懐中時計ってあったの?」とはよく聞かれましたが、
高松宮家下賜の有栖川宮家の懐中時計が、1500年代作といわれています。
あとは、3巻の淀の方の自害、そして大坂城炎上の場面、、、
あれ、最初は誘拐されるのは千姫の予定で。だからこそ、坂崎出羽守が出ているので(w
それを阻止しようとして、淀の方が死ぬ予定でした・・・が。
それだと色々、ストーリー的におかしくなるので、変更して行き・・・現行の形になったわけです。
よく読むとセリフなんかに、微妙に旧設定の名残が残ってたりしますね。
淀の方の死と直で関係ないですが、責任感じて泣いたり・・・とか。
あと、なんか流れで刃振り回して戦ってますが、多少やりすぎだった・・・かな(w