さてと、千姫で少しだけ続き。
今作の千姫は一見・・・というかすべてにおいて幼く見えてますが、
実のところはかなり豊臣と徳川の関係を理解しており、
その上で最初から、豊臣に殉じる覚悟を決めていた・・・それが本作の千姫です。
秀頼に殉じる覚悟と言ったほうが正しいですかね。
忠輝曰く、「お前は俺の欲しいものは、すべて手に入る」と言わしめたほどに。
あと数年で美人になるらしいしねぇ(w
作者的には終章の太刀を鴨川へと投じ、そして千姫の声に振り返って手を振る秀頼・・・
それは、イメージ通り描けたかなっと思っています。
目指したところは、
「これから作家人生、どれだけ続くか分からないが、二度とないくらい爽やかに終わる!」です(w
以前に書いていますが、このラストは元々は『関ヶ原群雄伝』の時に考えたもの。
吉勝と辰子でやる予定でしたw
実家が壊滅してしまった千姫ですが、作中の随所に見せたクソ度胸で、なんとか乗り越えて行くでしょう。
あとはこの千姫が主導する以上、大奥的なものはまず出来まい(w
・・・最後にもうひとつ。
この千姫、『豊臣蒼天録』の発売時期(2011年9月2日)から、
「某大河ドラマの影響が?」とか突っ込まれました・・・が。
七月末日に脱稿してるんで、そんなことはありません!
まあ・・・キャスティングは予想してたけど(w