明日は3月22日・・・
1月前なら「ササキ様デー」だったな。
・・・とか思うような、思考構造になってしまった。
それが形成されるになる、そんなお話w
さて、祖母に「好きなの選んでいい」と言われた孫。
で、、どうしよう?前に書いた通り、別に野球をやっていたわけでもないので、
この時点での好きな球団、贔屓球団とかないんです。
まず、目に入ったのが黒に「GとY」が組み合わさった帽子。
(あれは、みんなかぶっているからヤダな)
そう考える性格です。厄介な子供だw
そうは言ってもこのころ、「好きな色は青」だったので、
わりと、選択肢は限られています。
ほどなく、目の前に「候補」として並べられたのが、
「ライオンズ」「スワローズ」そして「ホエールズ」
ホエールズ・・・書いていてちょっとこの時点でレトロ感が。。。
記憶が確かなら、この年は1988年の秋の終わりあたり。
他に青系はなかったかな?
今思い出すと、緑も嫌いな色でなかったので、
南海ホークスの帽子もまだ店頭にあった気が。選んでいたら、その後どうなった?
それはさておき!候補を絞って、考えました。
まず、脱落したのが西武。
「イラスト入りがちょっとイヤだ」
・・・すみません、手塚先生。
これを選んでいれば少なくとも数年、黄金時代を満喫できるとも知らずに。
そして、最終候補に残ったのは、、、
「ヤクルトスワローズ」「大洋ホエールズ」の2つ。
繰り返しますが、1988年のお話。
この時点ではどっちもどっちです。
今、両チームの年度別成績表見ながらこれを書いてますが、
しかし、そも野球を知らないで野球帽買いに来ている子供なので。
その時点での成績、チーム事情など知るはずもなく、
ましてや数年後のことなど知るはずもなく。。。
これが一緒にきたのが、祖母ではなく父なら止めたかも知れませんが・・・
・・・いや、止めずに面白がって流すな、うちの父親は。銜え煙草で。
数分悩んだ後、「ちょっとこのWがカッコイイから。他に誰もかぶってないし!」
Wが格好いいのはわかるが、「誰も被っていない」というのは、
色んな意味があるんだと、当時の自分に教えてやりたい。
かくして、12の中からひとつの帽子を選ぶという、
「大選択」を成し遂げて振り返ると、
祖母が5千円札を押し付ける、くだんの場面になるわけですが。
孫は自分が「その長く険しい道」に踏み出したことを、
まだまったく、気づいてもいない。
ところで、そんな祖母はどっかチーム応援してたのかという疑問?
父曰く「いつも巨人戦見てたぞ」
いや、それはそこしか中継ないしさ。
そういえば、祖母宅にカラーバットが転がっていましたが、
「黄色に虎のマーク」でした。
まあ、今となっては不明という他になし。
確実なのは野球より、大相撲のほうが好きでしたね。
贔屓力士が誰だったのか、よく覚えてないんですが、
「贔屓じゃない力士」ならいたような。。。
いつの場所か忘れましたが、千秋楽の勝てば優勝決まるような一番で、
対戦は「千代の富士対双羽黒(北尾)」
千代の富士が一気の寄りを見せると、
そのまま相手は土俵を割り・・・
そしたら、行司より、勝負審判より先に祖母の声が。
「ほら、そこであきらめるからいつもダメなんだよ!!」
・・・いや、おばあちゃん、北尾にも言い分があるんじゃあ・・・
と、子供ながらに、洋菓子食べながらそう思いました。
北尾はその後・・・は書かんでもいいな。
孫が「長く険しい道」に踏み出したこと、
案外、祖母は気が付いていたかも知れません。
でも、止めないか。厳しい選択好きなんですよ、うちのおばあちゃんは。
琴欧洲関、長い間お疲れ様でした。
祖母はどうだか知る術もないですが、
私は好きな力士でした。もう一度、優勝をと思ってました。
白鵬のコメントではないですが、寂しさがありますね。
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智本光隆