ちょっとタイトルが微妙に仰々しいですが(w
『神剣の守護者』の執筆に際しまして、訪れた取材地をご紹介したいと思います。
『本能寺将星録』『豊臣蒼天録』『天下人の血』に続いて4度目ですが、
はじめての方も今回は多そうで。
しばし、お付き合いのほどを。
さて、その第1回目は物語の順を追いまして、「楠郷」へ。
伊勢楠木氏の本拠・楠郷は現在の三重県四日市市楠町になります。
2005年までは楠町という町でしたが、市町村合併によって四日市市に編入されたとのこと。
北楠駅から歩くと、まずこんな田園風景に。
遠く見えるのが鈴鹿川堤防。
帰ってから知ったことですが、「楠郷」という日本酒もあるそうですね。
・・・どこに売っていた?買って帰れば良かった(w
なお、作中にある本郷、南川などの地名は現在でも生きています。
この後に訪れた楠歴史民俗資料館で「今日はずっと本郷の方に?」と聞かれました。
楠歴史民俗資料館
この資料館には、作中に登場する水琴窟があったりします。
いい音色です
そして、道の先に立つのは作中に何度となく登場する大樟。
残念?ながら戦国時代から時を経ているものではなく。
この場所には元々、松の木があったそうですが、
明治40年に伐採、かわりにこの樟が植えられたそうです。
作中で「イメージ」として使っている樟は、
このブログにも再三登場している、群馬県某所の大樟のほうが近いのですが、
楠の地に大樟を見たときは、やっぱり少し感激しました。
当初案の第1章は、この大樟の根本から始まっていたりします(w