見て歩記

暮しの中で心に留まったこと、なんでもかんでも。

菊花展の頃

2016-11-04 13:16:56 | 

友人が体調を崩している。
自然大好き人間の私を、山のすそ野や頂へ、
広々とした高原やのどかな里に、季節に応じて誘う友人。
私がいつも心豊かでいられるように、
自然と同じにただ寄り添うだけの在り様で、気遣いを寄せてくれる友人が
今、検査を繰り返し、病状の進展を探っている。
季節は2016年の秋、そして中盤。
今年も又尋ねる筈だった山々が
招くのを躊躇っていて、私の足も踏みとどまったままだ。

このままで季節をやり過ごすのがいいか、
一人でも散策して来て、その淋しい行程の様子を話してあげるのがいいのか、
思案はまだうつろうが、げに病は突然にやって来て、
高齢になっている私たちの先を限りなくグレイに塗り込める。
いくら明るく前向きにと思っても、友人の友人である私の心はブルーだ。

アハハ。あの先生、冗談きついよね。と、笑い合いながら、
秋空に映える紅葉を観に行ける診断結果を待っている。

画像は今開催されている、広島城の菊花展 より。















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