見て歩記

暮しの中で心に留まったこと、なんでもかんでも。

高津川水源地

2016-09-30 20:33:57 | 景色


高津川は島根県西部を流れる一級河川で、日本有数の清流である。
その源流は思わぬ平地に湧いている。(水源の標高は960m)
どの川も源流を訪ねれば、山奥深く分け入らねばならないのが普通だが、
高津川はなんと車でスイスイといける。住民の方の自慢の位置だ。
島根県鹿足郡吉賀町田野原の大蛇が池がその源。
伝説に、田野原の一本杉に出雲から逃げてきたヤマタノオロチの
魂が宿り、水が湧いて高津川となったとあるそうで、
樹齢1000年と言われる一本杉は逞しく天に向かって伸びていた。
大蛇が池では、毎年6月に、ワラで作った龍蛇を数人で池の中に担ぎ出し、
勇壮に舞う雨乞い神事も行われている。

↓ 大蛇が池。湧き水がきれい。






↓ 雨乞い神事で活躍したであろうワラ製龍蛇だが、少し草臥れているね。(水源会館入り口で)




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赤色堪能

2016-09-25 14:22:05 | 

24日、いつもの撮影仲間と島根県吉賀町にヒガンバナの撮影に出かけた。
ちょうど24,25の両日を 「ヒガンバナ祭り」 にしてみえたし、
先頃の新聞報道 (22日) が、広島旧市内あたりからも観光客を呼んでいて、
手作り弁当 「栗ご飯」 がよく売れ、歌謡ショーなどで盛り上がっていた。
今年 9 回目のお祭りだったようだが、天候や気候に左右される植物のことだけに、
お世話なさる住民の方々のご苦労は大変な事だろう。

これほどまでに深紅に染まった里で遊べたのは初めてだから、
赤い色に堪能して、まだ少々酔っている気分でいる。

醒めないうちのご報告投稿になります。













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里の秋・序章Ⅲ

2016-09-19 15:11:28 | 自然観察

17日、友人の運転、私は助手席でのドライブで、
芸北へ「赤ソバ」の花を撮影に出かけた。
14号、16号と台風情報も気になる日であったが、
なんとか曇り空で時間はすすみ、念願の赤ソバを収めて来た。
白い花の古来からの蕎麦に比べ、遠くヒマラヤの地から持ち帰られた赤ソバは
「高嶺ルビー」と名付けられて、品種改良の後「高嶺ルビー2011」という、
現在の綺麗な色の花を咲かせる蕎麦になっているよう。
味は普通の蕎麦とは異なり、少しくせがあり、コシがつよくて、
ゆでてすぐ食べないと蕎麦がくっつきやすいらしい。
まあ、蕎麦通でもない私などには、区別出来かねることと思われるが、
その花姿は一目瞭然でピンク色がとてもきれいだった。
欲を言えば、青い空を背景に1枚持ち帰りたかったのだけれど、
又の機会になりましたね。















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里の秋・序章 Ⅱ

2016-09-15 10:38:13 | 自然観察

すぐ近所の50代の奥さんと立ち話をする。
安佐動物園・クロサイの赤ちゃんの話になり、
「一人で見に行ったら、人がおかしいと思うだろうか?」と、おっしゃる。
私も暇でいるから、お供して差し上げてもいいけれど、
年代が少し離れているし、家の傍での立ち話なら付き合えるけれど、
お出かけとなるとお互いに遠慮もある。
それに私のように高齢になると、気持ちもかなり我儘になってきていて
人さまと合わせにくい気分の時も多いから、よほど誘われればまた話は違うが、
こちらからご一緒を言い出すことはまずない。
それではお互いひとりぼっちかといえば、それは違っていて
少し離れた所に約束をして出かける友達は、その方にも私にもいるのである。
が、人の気分はややこしくて、
約束などしないで今出向いてその心に掛かるものに出会いたいことも多いように思うのだ。
冒頭の奥さんがその後、どう行動されたか知らないが、
私の最近も似た心境の日々が多くて、ここ何日か「一人ドライブ」を、楽しんでいる。
友人とワイワイ、または楽な助手席ドライブもいいけれど、
一人のきままなドライブも捨てがたく思えるのだ。
仲間はカメラとテープ、
里の秋を見つけながらの2,3 時間が実に気持にヒットして嬉しいこの頃である。
そのお土産が今日の投稿になっている。

















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里の秋・序章

2016-09-08 20:03:25 | 自然観察

里に秋が来ている。
蕎麦の白い花が咲き、栗のイガが大きくふくらんで
稲は黄金色に熟れてきている。
これは? と拾い集められた赤い実に興味を示せば、
「やまぼうし」ですよ。と、食事処の店主が教えて下さる。
見回せば、傍の木にいっぱい生っている。
なんだか美味しそうな色合いで生っているが、食べられるのかな?
ついつい「食欲の秋」が、顔を出す。
食べられても、食べられなくても、秋の里には豊かさが転がっている。
















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