おいらの創作小説。前作が完成してから既に2ヶ月が経とうとしている。
その間、何も新作の為の創作活動はしておらず。
細切れのプロットはアタマの中に幾つかあるものの、物語の形態には
程遠い状態。時間的に余裕がある今こそ、やらねばならんのだろうけど
も、構想が立ち上がらない。
そもそも、どんな分野の物語を書こうというのだろう?
以前、次回作はSFにしようと思っていた。大枠の舞台構成は既に出来
上がっている。
でも。
そこから先が進まない。どうしたものか。
ジャンルを変えるか。
恋愛小説を書くには経験が足りないだろうし。
ドキュメンタリータッチなモノを書きたくなるような強い興味を覚える社会
問題も無い。そもそも知識が足りないだろうし。
難解で優雅なミステリーやサスペンス、そんな物語や筋道を考え出せる
程のアタマがあればいいのだけども。
今の仕事に絡めた舞台を設定し、その上で非日常的な事象を発生させ、
人間関係の推移や変遷を語るか。
・・・面白いのか、それ?
日々書き溜めるビジネス文書。そんな形態と表現に埋没しないようにと
日記代わりに始めたブログ。
これも最近は惰性で続けているっぽい感じになって来ちゃったし。
という訳で、ネガティブ思考満載な昨今。果たして次回作を書き始める
動機はあるのだろうか。やりはじめると、楽しいのだけど、それはそれで
大変だったりもする。
お恥ずかしながら、今にして初挑戦中の谷崎潤一郎。おいらとは違った
表現力や、不足している構成力を見出さんと読み始めたその作品。今の
ところ閃くものは何も無く。
ユリウス・カエサルの「ガリア戦記」に触れた時、ドキュメントならではの
感動めいた衝撃があった。
筒井康孝に心酔していた少年時代、その面白さに爆笑しきりだった。
アメリカ文学に心惹かれていた大学時代、その素朴さと地に足が着いた
血の通った文体に心惹かれた。
ラドラムやフォーサイスからミステリーやサスペンスの面白さを学び、他の
巨匠の作品とともに読み続けた。
諸知識を得るため、歴史に宗教、天文に地学、様々な『入門書』を読み続
けてもいる。
結局。
伝えたいことがある作者の作品は面白い。充分条件では全く無いのだが、
最低限の必要条件なのかな。
マーケティング一辺倒で、創作技術をフル投入したとしても、訴えるものを
表現するのは、最後は作者の『心』に違いない。そう思いたい。
さて。
おいらは何が伝えたいのか。
言いたいことはあるはず。
だよね。
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