青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

11月・12月の自句

2015-12-02 06:13:08 | 日記
11月・12月の採用句は、どちらも3句でした。最近、3句が定着しています…ふぅ。

【11月】

耳すまし虹のくずれる音を待つ

敬語もて人を咎めし秋扇

障子貼る高層ビルに見下ろされ

【12月】

経歴をすべて捨てたし薄原

鹿の声廻廊を禰宜足早に

文机に猫が寝そべる小春かな

もう句歴16年になりますが、相変わらず観察日記の域を出ていませんね。薄原の句は頭作りですけど、他はみんなこの目で見た写生句です。言うまでもなく、実際には虹は崩れないし音もしませんけど、見た時にそう感じたので私の中では真実です。
私は薄い人なのだと思いますよ。「突き抜けたい」って前々から思っているのですけどね。
BUCK-TICKの櫻井敦司さんが20年ほど前にインタビューでよく「突き抜けたい」って仰っていたのを思い出しました。もう雑誌でもネットでもインタビュー記事を読まなくなって久しいので、今の櫻井さんがどんな気持ちなのかは知りません。アルバムは毎作買っているのですが薄いファンですね。
BUCK-TICKに限らず、一度好きになった人や物から関心を失うことは滅多に無いのですが、熱烈に愛するということも出来ません。ユルユルとずっと好きです。
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