「 上野の枝垂れ桜 」
高橋 かれんさん 撮影
一昨日の侍ジャパンの活躍には驚いた。感動した。日本中が沸いた。
まさに野球はドラマだ!人生だ!と言う通りで、準決勝の逆転そして決勝の8回、9回
の場面は、まるで脚本通りに演出されたかのようだった。
人生苦しいことあれば良いことあるよと教えているようだ。
連続3三振のあとの逆転長打。あの場面はワンアウトでランナー1塁、2塁。
しかも1点のビハインド、誰が見てもここはバントというのがセオリーだが、
信じて打たせた監督は神懸かりだった。人を信じることの強さや尊さを表していた。
まぁ勝てば官軍で、あらゆる場面が良い方向に受け止められて全てに結果良しだった。
TVも新聞でもこんなに徹底して日本中が盛り上がったのも珍しい。オリンピック以上
だったのではないか。日本人がかくも野球好きだったとは驚くばかりだ。
大谷というあらゆる面での天才のお陰も大きいのだろうが、人々の熱狂振りの映像には
驚かされる。さすがに毎日毎日続けて何度も何度も同じのを見せられると一寸引けてくるが、
なんて言いながら自分も何度も何度も見ていると言うことだ。
首相のウクライナ電撃訪問も影が薄いし、高市大臣の嘘の強弁も不気味な笑い顔もウニャムニャ
で済んで仕舞いそうだ。
日本もこの盛り上がりの何分の一かでも、大人の国民として国民一丸の世論として政治や経済や
社会問題にその情熱が向けられたら、日本の社会も逆転勝ちして良い社会になるのではなかろうか。