『 カラスがねぐらに帰る頃 』 15日の夕方
この間は、もう一昔前になるが有名な鈴木宗男議員が、国会とか所属党の許可もなくロシアに
行って来たと得意満面に記者会見していた。あれ!まだ居たのという感じと同時に、叉かと
呆れて思わず絶句した。「私はですねこれが正しいという認識では……」という特異な言い回しの
論調もまだ健在なようだ。
ロシアで記者団に囲まれてご機嫌で「ロシアは絶対勝ちます!」と言い、記者団に「貴方はウクライナが
勝つと思いますか」なんて逆質問していた。
ロシアでだからまさか負けるとは言えないだろうからリップサービスだったとしても、この状況下での
この発言はすこぶる不適当で、これだけでも議員失格、政治家失格だろう。
これで何も感じないのか平気な顔をしているのだから、日本の政党に所属している国会議員としては、
その常識や認識が疑われ政治的資質も全くないのを証明してしまったようで恥ずかしい。
しかしご本人は何のダメージも反省もないのだから、国とか国会で何らかの対処を講ずるべきではないか。
又このようなことをやれば時には大きく国益を損ないかねないからだ。
所属の党ではさすがに除名を検討しているようだが、果たしてそれだけで済む事なのだろうか。
無所属の国会議員として又ヒョコヒョコとロシアへ行きかねない。
数か月もすれば国民もマスコミを何もなかったように忘れてしまい、彼は無罪放免で又、自己流の政治活動
と称することを始めかねないのではなかろうか。
除名されようが糾弾されようが、どこ吹く風というところだろう。
それでもその後、除名という汚名はさすがに自分でも許せなかったのか、その前に離党届を出して受理されて
除名の汚名は回避した。それを甘んじて受けている党も全くだらしない。
あのロシアの宗男ハウスの時からマイペースの勝手な持論を展開し、ロシアが日本の政治家で歓迎するのは
自分だけだと自慢し、それもいつの間にか途中で尻切れとんぼで、政界もマスコミも国民も忘れてしまった。
このすぐ忘れるというのは(特に政治問題等では)日本人の特技のようだ。
これが良いのか悪いのかは後々の歴史で分かることなのだろう。