「 イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。」
マタイの福音書 18章 22節
気になった本の一部を紹介します。
「 愛だけが人間の救いであり、神を生き、神に生かされる道であることは確かである。
しかし、過ち多い人間にとって、神が救いとなるためには、愛と 「 ゆるし 」 とは同意語とならなくてはならない。
人は無言の鏡の前に立つとき、自分の姿のゆがみに気づき顔の汚れを素直に落とす気になる。
しかし、人から指されると、なぜか不愉快になる、鏡は全てを受け入れる、鏡の注意は温かく、明るい。
人の言葉は鋭く、冷たい。事実、福音の本質といえば、「 愛とゆるし 」 の二語に尽きる。
私たちが求めるべきものは、ただこの事だけであり、この事によってのみ、神を生き、キリストを知りうる 」
奥村一郎 神父 「 断想」 より
Ⅰコリント 13:12
「わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。
わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。」