「すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。
力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。……。」
Ⅱコリント 12章 9節
私たちは自分の都合のよいことばかり願い、また、それを叶えることが神の仕事であるかのように考えがちです。
病気を癒してください。お金が与えられるようにしてください。この苦しみを取ってください … など。
願うことは決して悪いことではないのですけれども、その後に「しかしながら、御心のままに」と付け加えることを忘れてはいませんか。
そして神は言われるのです。「あなたには、私の恵みで十分である」と。神の愛というものは、
人間を不幸、災難、苦しみから遠ざけることにあるのではなく、
それらの試練に耐える力を添えてくださることにあります。誰しも試練から逃れたいと願いますが、
にもかかわらず、与えられたときには、神の愛に信頼して乗り切っていきたいと思います。
神は、私たちの夢、野心、期待がそがれていき、これでもかと言わんばかりに、私たちを低くされますが、
神からの苦難は私たちに対しての励ましであり慰めでもあることを覚えたいものです。シャローム。