ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

弱さの情報公開

2022-11-04 11:17:00 | 技法以前
p173
つまり専門家の役割とは、一方的に法律や制度上のプライバシーや個人情報の保護を遵守するのではなく、「人間関係への参加」「適切なカミングアウト」「他者の回復への貢献」を促すことにあり…


p174
「ここでちょっとアンケートをとらせていただきます。いままで、森さんと同じような爆発を経験したことがある人は手をあげてください」すると何人もの男性メンバーが、周りをキョロキョロと見渡しながら、恥ずかしそうに手を上げた。すると、手を上げたメンバー同士が「え、お前も爆発か!」といって指を差し合いながらケラケラと笑い出した。

プライバシー問題3.

2022-11-03 12:52:00 | 技法以前
p166
つまりA子さんの本当の辛さは、他人に自分のプライバシーを覗かれ、暴かれることではなくて、「自分が誰にも知られない」辛さだったのである。だから彼女は他人になりすまし、自分のプライバシーを暴露するという非常手段を取らざるを得なかったのだ。

プライバシー問題1.

2022-11-01 10:10:00 | 技法以前
p157
デイケアの中心メンバーであった利用者が、持病の内科関係の病気で突然亡くなった。しかし病院側は職員に、プライバシー保護と個人情報保護を楯に、亡くなったことも葬儀の日程も、親しかったほかの利用者に伝えることを禁止したというのである。…中略…デイケアのスタッフが結婚退職をすることになり、勤務の最後の日に、利用者が感謝の言葉を書いた色紙を用意してお別れのセレモニーを開いてくれた。そこで利用者からぜひ記念写真を撮りたいという声が上がり、準備をしようとしたら、病院側からストップがかかったというのである。たとえそれが利用者からの希望であっても…中略…さらに、笑い話のようなエピソードも聞こえてくる。産休明けで久しぶりに出勤してきた病院の看護師に患者が「おめでとう、赤ちゃんは男の子?女の子?」…「ごめんね、個人情報保護の関係で教えられないの」