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今朝も青空も見えないみぞれ交じりの雨の冷たく寒い天気
山も雲に隠れて見えない
山間を抜けるように走る道も霧にかすんでる
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自称北限の白ツバキ 畑の石垣と常緑の植木に囲まれた
此の一本の椿だけはなんとか此処の地の寒い冬を越せる
寒風の強く当たる方向の葉は褐色に染めて枯れ落ちる
緑色を保ったまま冬を越した葉と蕾は
寒暖を繰り返しながら訪れる春に合わせるように
少しずつ 少しずつ つぼみを大きくふくらませてる
あとすこし待てば柔かな春の日の光が
痛いほどの寒さに耐えた蕾を ゆっくり ゆっくり
目映い花に仕立て上げる