ふんどう

日曜日の今日は

昨日からの雨が降りやまず予定していた畑仕事も出来ず

空に広がる雲は厚く

日の光が差し込むことをひたすら拒んでいる

寒くそして薄暗い

雨に濡れた若緑色の葉は冷たい雨の重さで

うな垂れるように下を向いてる

その先端には雨の雫が

棒秤の分銅のように均衡を保つようにぶら下がってる

均衡が崩れると雫は葉の先端から丸い玉の形を崩しながら落ちる

うな垂れていた葉の先端はゆっくり

少しだけ上に上がる

さす傘もなく雨に打たれて観る一時の情景

 

気温８度冷たい雨が降る中

１００ｋｍマラソンの９２ｋｍ付近を通過する参加者

残りあと８ｋｍ

ゴールまで走りきれるか

雨の冷たさと疲労で軽快な足取りはもうなく

濡れた足の歩幅も小さい