WIND BENEATH MY WINGS

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エコ自動車に関する調査  良いイメージの車は「電気自動車」4割強

2009-01-12 18:44:26 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
世界最大級の企業間トレードサイト「Alibaba JAPAN」( http://www.alibaba.co.jp/)を運営するアリババでは、2008年12月9日~12月11日の3日間、全国の自家用車を保有している20代~50代の男女に対してインターネット調査を実施、計300名(男女 各150名)の回答を集計しました。

環境省が今年、電気自動車や燃料電池車などの普及を推進するための「次世代自動車討導入促進事業」を発表し、2009年には 三菱自動車や富士重工業がこれまで開発を進めてきた電気自動車を市販する予定など、電気自動車が本格的に普及していく土台は整う中、同社は今回の調査で、エコ自動車全般のイメージや、電気自動車への関心、イメージ、購入したい価格帯、開発で期待するメーカーなどを調査することによって、自動車ユーザーの電気自動車へのニーズや意識をまとめました。

調査結果

■環境に最も良いイメージ「電気自動車」4割

 電気自動車の「内容を理解している」7割弱

 環境に最も良いとイメージする自動車を聞いたところ、
 1位「電気自動車」で41.7%、
 2位は「ハイブリッドカー」26.0%、
 3位「水素自動車」23.7%
 となりました。

電気自動車を知っている297名に、どの電気自動車を知っているかを、具体的な車種名を挙げて複数回答形式で聞いたところ、
1位「i MiEV(三菱自動車)」42.4%
2位「スバルR1e(富士重工)16.5%
3位「でんきキューブ (日産) 」11.1%

圧倒的に「i MiEV(三菱自動車)」の認知が高いことが分かりました。
ただ、具体的な車種名を「知らない」との回答が48.0%あり、電気自動車のことを何かしら知っていても、車種名までは認知されていないという実態が明らかになりました。

■電気自動車「関心がある」6割強

電気自動車の関心有無を尋ねたところ「とても関心がある」18.0%、「やや関心がある」45.7%となり、6割強が電気自動車に「関心がある」ということが明らかになりました。

次に、電気自動車に関心がある回答者191名に電気自動車のイメージを複数回答形式で聞いたところ、
トップは「環境にやさしい(二酸化炭素を放出しない)」78.5%、2位「静かな(騒音が出ない)」75.4%となりましたが、次に「充電において不便な面(充電時間がかかるなど)がある」69.6%と「価格が高い」66.5%が続き、環境にはプラスのイメージがある一方、設備面や価格に関してはまだ不十分だというイメージがあることがうかがえる結果となりました。


■200万円未満で購入希望が半数

電気自動車を購入したいと思っている150名に電気自動車を購入する場合、どの程度の値段のものを購入する、または購入したいと思うかを聞いたところ、最も多い価格帯は「150~200万円未満」24.7%、次に「100~150万円未満」20.0%、「200万円未満」で購入したいと思っているユーザーが全体の5割に上り、環境への配慮は理解しているものの実際に購入するにあたっては出来るだけコストを抑えたいというユーザーのニーズが明らかとなりました。

また、電気自動車の開発において最も期待するメーカーを尋ねたところ、トップは「トヨタ」39.8%、2位は「ホンダ」19.9%、3位「三菱」8.9%という結果になりました。さらに各メーカーを選んだ理由を自由回答形式で聞いたところ、「トヨタ」は“ハイブリッドカーで実績がある”“世界のトップメーカーだから”、「ホンダ」は“好きなメーカーだから”“技術力がある”、「三菱」は“TVCMでよく見る”“一番進んでいる感じがする”などの意見が見られ、TVCM等を通じたブランドイメージの浸透が回答者に影響を与えている様子が伺える結果となりました。

■Alibaba JAPANとは・・・(http://www.alibaba.co.jp/  )
Alibaba JAPANは、Alibaba.comの日本語サイトで、自社製品の販売先を求める売り手企業と、新たな仕入れ先を求める買い手企業とをインターネットを通じて結び、世界規模での売買取引を実現する企業間トレードサイトです。現在、130万点以上の製品点数を誇る最大級の企業間トレードサイトです。
■ホームページ: http://www.alibaba.co.jp

「強欲資本主義・ウォール街の自爆」を読んで考えたこと

2009-01-12 18:28:19 | このブログについて・お知らせ
ご存知のベストセラー本。今更ですが、じっくり読んでみました。

リーマン、AIG、メリルといった大手金融機関の超弩級破綻が続くウォール街。
これまで繁栄を誇ったアメリカ経済はいかにして間違ったのか、
その失敗の本質を、NYの日本人投資銀行家、神谷 秀樹氏が、解き明かします。

私レベルの知識でも、わかりやすく説明されていますし、
おそらく普通の会社員ならば知らないエピソードを具体的にあげて、
有名企業を、ばっさり斬るところは、ある種痛快でもあります。

それでも、著者が、今日の事態を残念に思い、心得違いの金融マンたちの存在を、深く憂えていることが伝わってきます。

この本の中で、著者が繰り返し語っているのが、
「金融マンは実業を営む方たちの脇役に徹するべきだ」
という、著者自信の信条です。

「主役である実業を営む方たちの事業構築を助けるのが金融本来の仕事のあり方であり、それこそが身分相応なのである。」

しかし、現状は・・・。

著者はここで、ダンテ『神曲』地獄編から引用をしています。

「フィレンツェよ。成り上がり者と、にわか成金どもが、おまえの中に傲岸不遜の風を生み出し、その為におまえは嘆き苦しんでいる」(ダンテ『神曲』地獄編)

著者はウォール街の強欲さをこのように表現しています。

(少し長いですが)

*****

 例えば、近年の世界的な金余りによって、プライベート・エクイリティー投資(ファンドによる企業の経営権を握る投資)が潤沢な資金を吸収して巨大化した。07年夏ごろには、実業を営む企業の『企業買収』の、実に三分の一がこれらのファンドの手によるものとなった。
 しかも、その買収資金のほとんどは『借りた金』によるものだ。つまり、金融資本が『主役』となってしまい、実業を営む企業(産業資本)は支配される側、即ち「資本家の奴隷となってしまったのである。

(中略)

今や、大金融機関の中心に座っているのは「経営者の相談に乗るバンカー」ではなく、「スクリーンを見て証券の売買をするトレーダーたち」である。このような浅ましいことを続けていれば、世の中(我々が生きている経済社会)がボロボロになってしまうのは目にみえていた。ここ数年のウォール街の姿は、まさに冒頭にあげたダンテの言葉がピタリとあてはまる状況だった」。

また、私にとっては、驚くべきことに、神谷秀樹氏の更なる問題提起のひとつが、
『何の為の成長か』 だったことです。
ああ、ここにも同じように考える人がいると、思いました。

*****

「成長」とは、いったい何を目標とするものだろうか?
「何のための『成長』なのか」「何をもって成長と考えるいのかといった基本的な
議論が十分になされないままに、数値目標を追いかけた結果、より強欲なものに富を集中させ、お金以外の価値あるものがないがしろにされ、社会全体としては格差が拡大し、決して幸福とはいえない状況を生み出しているのではないだろうか」。

*****

上述した著者の主張は正しいと私は思います。人を幸せにしない経済成長ならばいらないと思います。数値目標がすべて悪とは言いませんが、それだけを追いかけることに一体何の意味があるのか疑問です。
そして、法の前ではすれすれ、神の前では罪深い、ごくひと握りの人たちが、あこぎなやり方で使いきれないほどの富を持ち「信用の輪」を途切れさせた罪は大きいと思います。

著者は、上位1%の人々に30%以上の富が集中するとき、大きな崩壊が起こる臨界点となるという、ある文明史の研究家の説を紹介し、警鐘をならしています。
(アメリカはすでにこれにあてはまるそうです)

人間の幸せとお金の関係について考えさせてくれる良書です。

■著者略歴
神谷 秀樹氏
1953年東京生まれ。75年早稲田大学第一政治経済学部卒業後、住友銀行入行。84年、ゴールドマン・サックスに転職。以後NY在住。92年、ロバーツ・ミタニ・LLCを創業。

強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書)
神谷 秀樹
文藝春秋

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■「成長」について深く考えさせてくれる本

成長の限界 人類の選択
デニス・メドウズ
ダイヤモンド社

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経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか
C.ダグラス ラミス
平凡社

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文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
ジャレド・ダイアモンド
草思社

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昨日01月11日のアクセスランキング 

2009-01-12 11:57:17 | このブログについて・お知らせ
01月11日のアクセス数
閲覧数 : 1711 PV
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1位 トップページ 219
2位 「1秒の世界」第4弾放映 TBS系全国ネット 36
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3位 昨日のアクセスランキング 写真は電子レンジOKのお弁当箱 22
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4位 どんぐり児童遊園到着。 19
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7位 自然教育園 白金 1月のみどころ 14
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8位 「強欲資本主義・ウォール街の自爆」を読んで考えたこと 14
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9位 是非読んでみてください「信州気候フォーラム」さん 14
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10位 春の七草 12
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11位 これはなんでしょお~? 11
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12位 語らずにはいられない、デスノート ザ ラストネーム。最後のSNOWがトドメ。 11
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13位 HAKOYA 和風お弁当箱 電子レンジによる加熱、食器洗い機OK マイ箸もあるよ。 10
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14位 とりさんだー! 9
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15位 飯島愛さんと「プラトニック・セックス」 そして愛について 7
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16位 昨日のアクセスランキング 写真は昨年の雪の日  7
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19位 ジェラスとレム 6
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20位 ミラバケッソ 6
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慶大生開発の「マイ・アース」 トレーディングカードゲームの特性生かし環境問題の「関連性」を学ぶ

2009-01-12 11:30:23 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
「子供たちに環境問題へ取り組むきっかけを作ってもらおう」と、環境の保全と破壊を題材にしたトレーディングカードを使った対戦型ゲームを、慶應大学の学生らが開発し、今、注目を集めています。

何度かご紹介しましたが、このゲームは「地球環境カードゲーム マイアース」。

はじめは「カードゲーム?」といぶかしく思ったのではないか?と想像される教育関係者も、子供たちの熱中ぶりと、関心の薄かった児童が自分の身の回りの出来事として「自ら考えるようになる」などの効果をみて、現在、環境教育の一環に導入する学校も増えてきました。

ゲームを発案したのは、慶応大大学院の岡崎雄太さん。
まだ24歳、開発したときは、まだ大学生。

かねてから、「環境問題に取り組みたい」と考えていたそうですが、悲壮感のあるかんじは嫌だったようです。そして、中学時代に夢中になったカードゲームの活用を思いついたということです。
(このあたりの話は詳しく聴きたいところですね~)

私は確信しているのですが、
「環境問題」「子ども達」「トレーディングカードゲーム」を関係づけた、
岡崎雄太さん自身が、
子ども時代、
「これらのゲームの達人だったのではないか?」
ということです。

「物事をつながりで表すゲーム構造」を環境問題に生かす発想力は、
まさに「遊び」で培われたのではないか?

と思いついて、
「カードゲーム強かった?」
と、昨日遅くにメールしたので、
もし、返事がきたらご紹介しますね。

そして、たぶん20歳そこそこの頃だと思いますが、これらの構想をもとに、同期生とともにデザイン化。2008年7月、大日本印刷と共同出資の合同会社「マイアース・プロジェクト」を設立、製品化を実現させました。

ルールは「遊戯王」などの対戦型カードゲームに似ています。
二手に分かれ、手札からカードを選び、書かれた点数を比較して対決。負けた方の持ち点から点差分を引いていき、どちらかの持ち点が無くなるまで対決を繰り返します。一方が地球の自然環境を守る「地球守護」の立場なのに対し、もう一方は地球温暖化による「環境破壊」の立場を取るところが面白いです。
例えば、環境を守る側なら「風呂の残り湯で洗たく」、破壊側なら「冷暖房を強くする」。

「人間の活動が環境の保全と破壊の両方に作用する」
という現実を踏まえているんです。

これが凄い。

カードにはその行動による効果や影響と、その理由が解説されており、日常生活と環境問題のつながりを身近に、しかも自分自身で考え、つなげていけるよう工夫されています。

そして、現在、下記の通り、体験教室を開催しています。

実際に子どもたちが、ゲームをするのをみることで、

①なぜ、トレーディングカードゲームが、学びにつながるのか?

②トレーディングカードゲームが持つ「物事をつながりで表すゲーム構造が、
地球環境問題を主体的に考えるときに、有効に機能する様子

が、「凄くリアルにわかる」んだそうです。

更に、企業の環境活動をゲーム中に、疑似体験できる限定レアカード「チャレンジ・オブ・ザ・カンパニーズ(12月より新規リリース)」を授業中に登場させることで、子どもにとって遠く感じられる企業の取り組みが、ダイレクトに認知される様子が、こちらも「凄くリアル」にわかると思います。

今回は、下記の日程、学校にて、小学校6年生一学年全体への「マイアース授業」を行うということで、興味のあるマスコミさんは、是非遊びにいって下さいませ。

・ 横浜市立つつじが丘小学校 1月16日(金) 13:40~15:10

■取材をご希望の方は、授業開催日の3日前(1月13日かな?)までに
マイアース・プロジェクトまでお知らせ下さい。

マイアース・プロジェクト連絡先:info@myearth.ne.jp
               (コピペしてくださいね)

マイアース・プロジェクトとは..
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)が
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下:慶應SFC)の学生の起業を支援して
設立した会社です。
詳しくは下記URLをご覧下さい。
http://myearth.ne.jp
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2008/081209.html