WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

「温暖化はウソ」と盛り上がっている人たちは、将来温暖化が顕著になったときにどういう顔をする?

2010-03-01 23:41:09 | 私らしく生きる。気づきと学び
温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!(江守正多)
温暖化はやはり減速中?――原因は水蒸気か自然変動か(10/03/01)

の中で江守氏が最後に述べておられたこと。

**** 以下引用 ****

■「温暖化はウソ」盛り上がるキャンペーン

「温暖化は止まった」のか、「一時的に減速している」のか、そのどちらが正しいかは、やがて時間が明らかにするでしょう。米国などでは、「クライメートゲート」に始まった一連のIPCCバッシングに加えて、最近の大雪の勢いを借りて、「温暖化はウソだ」という政治的なキャンペーンが相当に盛り上がっているようです。この盛り上がっている人たちは、将来再び温暖化が顕著になったときには、いったいどういう顔をするんでしょう。温暖化対策をしばらく遅らせたことに満足して、ニヤリと口の端で笑うだけでしょうか。

もしも、しっかりと納得がいくまで科学的に調べた上で、「温暖化は止まった」と確信している人がいたとしたら、僕はそのような人のことを非難しないでしょう。そして、僕自身は、現時点で自分が知り得る限りの科学的な知識に照らして、「温暖化は再び顕著になるはずだ」というかなり強い確信を持っています。時間が正解を明らかにするのを待つほかに僕にできることは、自分の確信の根拠を他人にしっかり説明することと、新しい知識を得ても確信が揺るがないかどうかを絶えず自分の中で検証することでしょう。

*** 引用ここまで ***

挑戦的な余韻を残した、このコラムを読んで私はこう思いました。

しっかり納得するまで調べずに、「温暖化はウソだ」と言っている人は、温暖化が顕著になったときにおそらく「結果論だ」「あのときは・・」と言い訳をならべたてるか、こそこそと消えてしまうでしょう。
そして目先の、おそらく政治的や金銭的な利益のために温暖化対策を遅らせたこと、次世代にそのつけを残したことなど、なんとも感じないでしょう。

そしてもっと厄介なことに・・。「温暖化はウソだ」と煽っている人たちの中には、目先の利益、おそらく高額の謝礼や自社の利益など?のために、「ウソだ」という為のウソを「確信犯で」ついていることすらあるのです。偏った情報しかない人がその言葉をうのみのすることの危険性をあらためて感じます。

そしてメディアは、やはり、この問題に関しては、「両方の意見をとりあげる」べきでしょう。健全な議論を決して否定はしません。恣意的なキャンペーンの一方の側にだけ加担することだけは避けたいものです。



判断や決定にあたり、再び、本質について 「物事は全て関連している」  

2010-03-01 22:51:45 | 私らしく生きる。気づきと学び
あらためて、本質を捉える難しさを感じ、
たまたま友人とシステム思考を日常に取り入れることについて
会話をしたのをきっかけに読みかえしました。

著者の枝廣 淳子氏は、環境ジャーナリスト、
翻訳家として名が知られていますが
「伝えること、つなげること」
でうねりを広げつつ、
行動変容と広げるしくみづくりを研究しておられます。

私自身は、これらの本を興味深くは読んだものの、
まだ「システム思考」を使いこなすレベルには到底いっていないと思います。

今のところは、社会や人間が抱える物事や状況を、
「目先の問題」「別々の出来事」「個別の要素」ではなく、
「つながり」「関係性」を意識し、
その構造を理解した上で問題解決にあたることが大切
というのが私の理解です。
(すいません、超初心者で)

「構造」「関連性」を意識すること、理解することが、
「本質」を見抜くための第一歩だと思っていますが、
これは本当に難しいと思います。
まずは、「物事は全て関連している」「仕組みを理解しよう」
ということを忘れないようにしようと思います。

いま、抱えているいくつかの課題や、下さなければならない判断や
決定も、こうした「構造」「関係性」を意識することで、
いっけんバラバラにみえるものが
ひとつのつながりとして見えてきます。

目先のことだけではなく、さまざまな要素とそのつながりを
みながら、それを理解したうえで判断し、決定しなければならない、
そんな風に思っています。

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子,小田 理一郎
東洋経済新報社

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入門! システム思考 (講談社現代新書)
枝廣 淳子,内藤 耕
講談社

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成長の限界 人類の選択 「まだ間に合う。私たちの前にあるのは、決まっている暗い未来ではなく、選択だ」

2010-03-01 22:13:37 | 環境全般
(再投稿です)

本書は、1972年に出版された『成長の限界』
と1992年の『限界を超えて』につづく、
同じ著者によるシリーズ第3弾となります。

1972年に著者らは、先見の明のある著名な実業家や政治家、
科学者からなるローマ・クラブから、
「現在の政策は、持続可能な将来につながっているのだろうか? 
それとも崩壊につながっているのか? 
すべての人に十分なものを提供する人間らしい経済をつくり出すために、
どうしたらよいのか?」
という問題の研究を委託され、
コンピュータによるモデリングを用いて、
世界の人口と物質経済の成長の長期的な原因と結果を
分析したそうです。それが第一作です。

30年前のシミュレーションと、実際の世界の状況が
どう展開したかをつきあわせ、
そこからさらに未来のシミュレーションを展開する本書は、
冷静な研究者の分析と、
人間としての祈りにも近い熱い思いとがあいまって、
読んだ当時も迫力がありましたが
(2005/3/11発刊、私が読んだのは2006年)、
いま読むと更にインパクトがあります。


著者は本書で
「21世紀に実際に何が起こるかという予測をするために
本書を書いたのではない。
21世紀がどのように展開しうるか、10通りの絵を
示しているのだ。
そうすることで、読者が学び、振り返り、
自分自身の選択をしてほしい、と願っている」
と述べています。

資源の消費と環境汚染によって、世界経済は限界に突き当たると指摘、
繰り返して「行き過ぎること」を警告した著者らの主張を考えると、
私自身あらためて祈りに似た強い思いを感じます。

「まだ間に合う。私たちの前にあるのは、
運命の決まっている暗い未来ではなく、選択なのだ」
というメッセージが、心に響きます。


成長の限界 人類の選択
デニス・メドウズ
ダイヤモンド社

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夢の中で月曜の仕事が…。

2010-03-01 00:57:38 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
あれもやらなきゃ、あれはこれこれこういう風にやろうとか、前ふりだとか後始末だとかスケジュールだとか、いろんな人へのリマインドを考えて寝たら、寝ながら月曜の仕事が始まり夢で会議!

こりゃマズイと思って懸案のメモを自分宛にメール。
2006年の出来事が繰り返されませんように。