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4月25日チェンジ・エージェント社設立5周年記念講演 「組織や社会の変革はどのように起こるか」

2010-03-25 22:51:23 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
4月25日チェンジ・エージェント社設立5周年記念講演 「組織や社会の変革はどのように起こるか」に申し込みました。

「どんなに忙しくても2か月に一度は自分でお金を出して社外のセミナーに行こう」と思いながら、引っ越しで忙しく11月から社外の勉強なし。やばい、やばい、超やばい。社外に出ないと井の中の蛙になっちゃう。また、忙しければ忙しいほど、考え方の柔軟性、新しいものの見方は失われます。
また講演やセミナーという場は、何より脳に刺激を与え、ストレス解消になるので、私はそれがないと耐えきれなくなるようなので、夫に頼みこんで行かせてもらうことに。

チェンジ・エージェント社はこの4月設立5周年を迎えるということです。5年前、まだ世界も日本も「先が読めない時代」などとは言われていなかった筈です。
「変革」がさかんに言われているいま、同社の取り組みは非常に注目すべきことだと思います。

システム思考」「学習する組織」「持続可能な経営」をテーマにセミナーを開催し、講演や本を通じて、システム思考の考え方を紹介してきました。
「何かおかしい」「このままではいけない」と思う方は、「チェンジ・エージェント(変化の担い手)」またはその卵なのだと、同社は言います。しかし、変化が起こる「触媒」として機能するためには、熱い想いだけでは十分ではないそうです。
変化を創り出すための理論と技術を身につけることで、実際に変化が起こる可能性を高め、より早く変化を実現できるようになるということです。

(この考え方は、枝廣淳子氏の「自分マネジメント」の教えの組織版といって良さそうです。)

この記念講演会では、枝廣淳子氏と小田理一郎氏が、社会変革や組織変革を担ってきた多くのシステム思考家たちの知恵や技のポイントを紹介し、「変えたい」「変化を生み出したい」という方々の思いを実践につなげるお手伝いをしてくださるということ。これらのテーマは個人的に非常に興味のある分野であるため、とても楽しみです。

講演会は無料でご参加いただけます。
参加ご希望の方は、申し込みフォームにアクセスの上、必要事項を記入してお申し込みください。

お問い合わせはチェンジ・エージェントまで。info@change-agent.jp

同日午後には、これまで同社セミナーに参加した人向けの特別イベントを開催されます。こちらも参加してまいります。

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    チェンジ・エージェント5周年記念講演会
  「組織や社会の変革はどのように起こるか
                ~システム思考による変化の理論と実践」
          チェンジ・エージェント 枝廣淳子・小田理一郎
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【日 時】 2010年4月25日(日)10:00~11:30

【場 所】 東京都渋谷区 フォーラムエイト(渋谷駅徒歩5分)   
    
【プログラム(予定)】
       1.ご挨拶(5分)
       2.枝廣淳子・小田理一郎講演
         「組織や社会の変革はどのように起こるか
             ~システム思考による変化の理論と実践」(70分)
       3.質疑応答(15分)

【参加費】 無料(定員180名)

【主  催】 有限会社チェンジ・エージェント

【参加お申込み】 こちらの申し込みフォームにアクセスの上お申し込みください

【お問い合わせ】 有限会社チェンジ・エージェント(担当 上野)
            info@change-agent.jp

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子,小田 理一郎
東洋経済新報社

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整合性・裏取り・中立性

2010-03-25 08:17:15 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!(江守正多)
温暖化イメージ戦争の時代を生きる(10/03/18)

を読みました。
温暖化をめぐる議論についてのお話だったのですが、「この話は温暖化だけではなく、メディアの人間をはじめ私たちが肝に銘じるべきだ」と思ったので、ご紹介。

******ここから引用*********

■整合性・裏取り・中立性に注意を

最後に、このイメージ戦争の中で誰かのイメージ戦略に翻弄されてしまわないために、僕が情報を受け取る際に気をつけていることと、情報を発信する際に気をつけていることを書いておきます。読者のみなさんの参考になれば幸いです。


情報を受け取る際に気をつけていることは3つあります。1つめは、内容の整合性に注目することです。特に科学的な解説などでは、1つの主張の内部での論理的な整合性が極めて重要だと思います。これが崩れている場合、書き手の中でよく練れていない主張であったり、何かを批判するためなどに手当たり次第に寄せ集めてきた情報であったりする可能性があります。また、同じ書き手の複数の著作の間で整合性が乱れているかどうかにも注意するとよいでしょう。


2つめは、「裏を取る」ことです。これは昨年10月のコラムでも書きました。論理的に筋が通って見える文章でも、引用やグラフの原典を調べると、原典の文脈から切り離されて、あるいは勝手に加工されて、都合よく使われている場合があります。最近はインターネットでかなりの文献が探せるようになりましたが、それでも裏を取る作業は手間がかかります。しかし、ある情報を本気で信用するかどうか判断する際には、しっかり裏を取る必要があるでしょう。

3つめは、書き手の中立性に注意することです。書き手が中立な専門家を装って自分の意見や立場を忍び込ませてきている場合があるので、注意深く見抜く必要があります。「…べきである」などと書いてあれば、そう結論できる十分な根拠が書いてあるか吟味した方がよいでしょう。しかし、論理的で、引用も正確で、客観的な文章でも、実は中立とは限りません。それは、書き手は「何を書くか」だけでなく、「何を強調して書くか」や「何を書かないか」によっても、意見や立場を忍び込ませることができるからです。これを見抜くのは難しく、同じテーマについて別の書き手によって書かれた複数の情報を読み比べる必要があるでしょう

***** 引用ここまで*****

どんな文献・情報と接する際もこうした「情報リテラシー」は必要です。
氾濫する情報の中、いまだに多くの人たちが、間違った情報に踊らされています。
私自身も、情報が錯綜して戸惑うことはあります。
しかし、一番困るのは「間違った情報に踊らされた人」「暴走した人」など、人間そのものです。これはとても皮肉なことだと思います。
情報を使いこなすべき人間が、情報によっておかしくなってしまう。これは変です。
こういう変なことはおきてはいけない。だから私たちは、もっと賢くなって情報をコントロールしなければならないのだと思います。

江守さんがこれだけアドバイスをしてくれても、日々温暖化の予測に関する情報を江守さんが逐一分析して、教えてくれるわけではありません。
結局、私たち自身が「整合性・裏取り・中立性」を考えながら、情報に接していかなければなりません。

すなわち「自分の頭で考えろ」ということだと、私は受け止めました。

地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)
江守 正多
化学同人

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